AIからBIへ。「TAZ」的非最適化社会の誕生と資本とお金と市場の死について

2025年4月7日その他AI, トランプ, ベーシックインカム, マールアラーゴ合意

もーーこれは絶対に多くの方々にリーチしてくれると思っていた
こちらのトランプ政権による究極の革命後の世界「マルアラーゴ合意」に関しての
エントリーを本当に多くの方々にお読みいただきありがとうございます!!

このテキストでは今現在、誰もこのトランプ政権がやろうとしていることによる

「その先の未来」

について多分世界で最も明確にシュミレーションしたわけですが

その後さらに突き詰めて考察をおこなったところ

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・
本当に世界は完全に完璧にこの2025年を機に

「メタモメフォーゼ」するんだなぁ・・・・・

という究極のPOPイメージが爆誕してしまったのでDEEP CUTバージョンとして追加させてください

それは

①やっぱりBI(ベーシックインカム)の社会実装にはAIが必須であること

②それはイコールで資本と市場とお金のない世界ってことだけど、みんなその準備できてる?

という超二大命題について今からその詳細を書きますッッ!!!

金融市場というのはあまってしまった貨幣によるゲーム的世界だった

現代の金融市場ってある意味、

「実体経済で使い切れなかった余剰マネーの受け皿」
→ しかもそれが**“自己増殖するゲーム空間”になっている**

とも言えるんです。

💰 なぜ「余った貨幣」ができたのか?
信用通貨制度で中央銀行が金と無関係にお金を刷れるようになったことで:

景気対策で大量のマネーを市場に供給(金融緩和)

でも実体経済(工場やサービス業)は成長が鈍化していて、お金の“使い道”が足りない

余ったお金が株式・不動産・仮想通貨・債券・先物などの金融市場に流れ込む

→ つまり、実体経済よりはるかに“効率よく”マネーを回せる場所
→ だから世界中の余剰資金が流れ込み、ゲーム化していった

ポスト資本主義のコアとは??

で、今現在もそうした資本主義のデッドエンドとしての金融資本主義によって

🌍 限界1:格差の拡大
株や不動産を持ってる人 → 資本が勝手にお金を生む

持たざる者 → 労働しても豊かになれない
→ → 富の再分配が機能しない(ピケティの「r > g」理論)

🔥 限界2:環境破壊との衝突
利益最大化の資本主義は「無限の成長」を前提にしている
→ でも地球資源は有限。気候危機、資源枯渇、持続不能。

という不可可逆な事態が発生していて
こうした資本と市場とお金という三位一体世界からのリリースとして

「ポスト資本主義」

が言われているわけです

そして「資本」と「市場」と「お金」を殺すことは
人間にはそう

マルクスも
トマピケティも
ユヴァル・ノア・ハラリも

出来なかったわけです

つまり最も優れた哲学者達も「資本」と「市場」と「お金」に死刑宣告をできなかった

でも!!!それがAIならできる!!

ここが、この部分がAIこそが「POP」であるコア中のコアなんです

カモン!!データ至上主義世界!!

🧠 データイズム(データ至上主義社会)とは何か?

🔑 キー概念:
すべての存在(人間も動物も会社も)=情報を処理するシステムである

価値あるもの=“データの流れを効率よく処理・拡張できるもの”

最終的に世界を最適化するのは、アルゴリズム(AI)である

🤖 具体的にどういう世界?
▶ AIがすべてを“判断”する
医療:あなたよりAIがあなたの体調を正確に把握する

恋愛:NetflixとTinderと遺伝子データが「相性最高の相手」を選ぶ

政治:民主主義ではなく、データに基づく最適化された政策

▶ プライバシーが“効率化”の敵になる
全データが共有されれば、世界はもっと最適化される

でもその代わりに「個人の自由」「秘密」「選択の余地」は小さくなる

▶「自己決定」より「最適な選択」が正義になる
「自分で決めること」は、AIに比べて非効率。
→ だったらAIが全部決めればいいよね?

という「ヒトよりAIの方が上じゃん」っていう概念に対して
途轍もなくバッシングがおこってるわけですが
それって頭悪すぎでしょ?!???!!

どう考えても「ヒト」が考えていたから今の社会の死へと至る「絶望」が生み出されたのであり
こりから先も社会や経済を「ヒト」が担うなら

つまり「ヒトによる最適化」という完全に整備不良を起こしている
古すぎるシステムで社会や経済のカタチを作ろうとするなら、それはもはや

「犯罪」だと思うのです、それは何故か?

資本主義・そして金融市場とは不完全な最適化の上に成立しているゲームだった!!

💹 まず整理:金融市場は何をしてる場所か?
「価値が上がりそうなもの」に金が集まり

それが企業や国家に“資金供給”され

将来のリターンを見越して、投資家がリスクを取る

つまり:

「未来はどう動くか?」という
“不確実性”に対して賭けをする場所

🤖 ではAIやデータがその“不確実性”を完全に予測できるとしたら?
企業の業績も景気も、リアルタイムで把握できる

市場参加者の心理も、SNSや生体データで解析可能

未来の需給バランスすら、統計モデルで“精度限りなく100%”に近づく

→ もはや「価格変動の予測」ではなく、「価格そのものを決定」できる

💣 そうなると何が起こるか?
1. 市場価格の“揺らぎ”が消える
予測不能性が消えるなら、トレードの意味が消える

誰も「値上がりを狙って買う」必要がなくなる

2. リスクが消える
未来が読める=リスクがない

リスクがなければ、利回りも成立しない(→資本の論理が崩壊)

3. 資金の流れが自動的に最適配置される
すべての企業・産業・インフラに、AIが最適な金額を自動投資

「市場メカニズム」ではなく「情報による完璧な資源配分」

→ つまり、市場を介さずに“経済の脳”がすべて調整する社会

🧬 それってもう「中央計画経済」じゃん?
そう、面白いのがここ。

かつて社会主義が理想とした「計画経済」は、

人間の判断力の限界(官僚制・情報遅延・汚職)でうまくいかなかった

でも、もしAIが正確に情報を処理し、感情に左右されずに意思決定できるなら、

「市場経済を超えた超効率的な分配社会」=“AIソーシャリズム”

みたいな世界が見えてくる。

🌌 金融市場がなくなるとはどういうことか?
▶ 価格の自由な変動が消える
→ 全ては“適正価格”に収束し、投機が成立しない

▶ リスクを取るインセンティブが消える
→ 「資本」がリターンを生まないなら、資本主義のゲームが終わる

▶ そもそも「誰が持っているか」に意味がなくなる
→ 価値が最初から最適に“配置”されるなら、「取引」すら不要

🧠 まとめると…
金融資本主義の本質は「不完全な情報」と「不確実性」に依存している
→ データによる完全な最適化=予測可能性の極限が達成されると、
→ その土台自体が崩れ、市場そのものが“意味を失う”

🔄 そしてその先が「ポスト資本主義」になる
お金の“ゲーム”が終わる

交換ではなく分配のアルゴリズムが経済を動かす

「所有」「売買」「投資」が時代遅れになる

すべてが**“情報と処理”を前提に動く社会**へ

こうやって書いてきてやーーーーやく伝わるかもなのは

これってつまり「市場」とか「資本主義」とか「働く」とか「企業」とか

これらの今の社会・世界を成立させているのは

「正しい最適化ではなくバグじゃん!!」

つていうもーーーーーーーーーーーーーーこれは

POPであることの意味のコアであるシンギュラリティーの正に肯定なんですよね

市場と貨幣の消滅後に来る「TAZ」的世界とは

だからこの記事でも書きましたが

今後の世界とは

①王国世界

に加えて、AIによる「最適化」を極めた

それはつまり

②ベーシックインカムが可能になった世界

という二つの社会が存在する事になって

その②的な世界とは、あーーーーーーーーーーーそうか!!なんですけど
伝説的思想家ハキム・ベイ(Hakim Bey)が提唱したTAZ(Temporary Autonomous Zone)ってことなんです

TAZ(Temporary Autonomous Zone)という非最適化社会

🌀 ハキム・ベイのTAZとは?
▶ Temporary Autonomous Zone(TAZ)=「一時的な自律領域」
国家・市場・権力構造の管理から逸脱した、自由で自律的な空間

持続的な革命ではなく、一瞬だけ立ち上がり、解体される“祝祭的な抵抗”

永続化しないことで、支配構造に取り込まれないまま逃げ続ける

「革命を目指すな。逃げて、踊って、消えろ。」

最適化されたセカイと非最適化セカイ

ハキムベイの「TAZ」が提唱している非最適化とは
具体的にどーーいうことなのか??というと

デヴィッド・リンチの「ドリームロジック」や、鈴木清順の「清順美学」こそ、最適化不能なものの象徴ですよね。
AIやデータイズムがいくら進化しても、あの“意味不明なのに胸を撃つ感覚”はなかなか再現できない。

じゃあ、それがなぜ「最適化できない」のか、ちょっと解剖してみましょう。

🎬 1. デヴィッド・リンチと「ドリームロジック」
例:『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』『ツイン・ピークス』

🔄 どういうロジックか?
ストーリーが時間軸・人物・因果関係を無視して進行

夢のように、突然人が消える/設定がすり替わる/現実と幻想が溶ける

意味不明な会話やシーンが**「感情的にだけ刺さる」**

🤖 なぜAIでは再現困難?
AIは「目的に対する最適構造」を構築しようとする
→ でもドリームロジックは構造が壊れてること自体が意味

リンチの映像は、意味や因果を“避けている”
→ データではなく、「無意識のざわめき」に訴える

💬 リンチ曰く:「映画の意味を聞くな。夢に意味を聞くな。」

🎨 2. 鈴木清順と「清順美学」
例:『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『東京流れ者』『殺しの烙印』

🌀 特徴:
ストーリーはあるけど、構図・色彩・時間・音楽が常識を超越

論理ではなく情緒とビジュアルの圧倒で語る

観客が「理解する」のではなく、「圧倒される」「迷う」「漂う」

🤖 なぜAIが再現しづらい?
清順の映画は**様式美の「破壊と再構築」**で成り立っている

色や構図が“意味”ではなく、“気”とか“余白”を操作する

意図と無意図の間にある直感的判断が多すぎる
→ これは「データにできない身体性」や「美的事故」に近い

🧠 非最適化とは何か?
● 計画もなく
● 効率もなく
● 目的もなく
● でも何かが感動的に、奇妙に、美しく響くこと

これって、まさに:

子どもが粘土で遊ぶ

俳句を詠む

よくわからないお面を作る

声にならない歌を口ずさむ

AIが「意味づけできない余白」にこそ、**未来の“文化の核”**が生まれる。

🛸 それってもう“人類の第二形態”じゃない?
たとえばこんな世界:

🌐 社会は超整備されていて、誰も働かず、みんな何か変なことをしている
誰かはアニメを1コマずつ描き、
誰かは名前のない木を愛し、
誰かは夢の中で作曲し、
誰かはひたすら「なぜ」を考えている。

そんな社会は、一見カオスに見えて、実は完全に調和している。

💬 最後に:
「非最適化」は逃避ではない。
それは**次の時代の“文化の基盤”**であり、
人間が“意味を遊ぶ存在”として生まれ変わる道なのかもしれません。

そのことを僕は2019年!!!に提唱してたりしますが

これによってわかるのはこのトランプ政権による革命的マールアラーゴ合意以降、世界は

①王国

②最適化を極めたAI王国

③TAZ的非最適化王国

この三つに絶対に分かれる、つまりこれまでの国境とか別に

とんでもなく「自由」でアナーキーな世界が誕生するってことなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

僕等は新しい世界を選択できる!!

とにかくこのトランプ政権による施策が革命的だというのは
これまでの僕等が生きるカタチ・スタイルが完全に変わる

①王国

②最適化を極めたAI王国

③TAZ的非最適化王国

この3つの「カタチ」にセカイは革命的に変わる!!ということを
案に宣言してしまっているんですよね

たとえば ユヴァル・ノア・ハラリ氏はそうした「AI世界」を否定しているし

東浩紀氏も「AI」による社会変革を否定してらっしゃいます

でも残念なことに僕はお二人の敬愛する思想家ニキの見立ては間違ってると思います

その意味のコアとは

「人間という嘘だらけのキモずぎる最適化による制度設計の社会は我慢できない」

つてことだし、絶対に

「えっ待って!!! 今の社会のキモさってキモい人間が決めてたからじゃん!!」

って既に僕が思っているようにこの先、絶対に多くの人たちが

「AIの方がいいじゃん(モレテテいいじゃん)」

となると思います!!!!

繰り返しになりますがトランプ政権の「マールアラーゴ合意」とは
そのくらい革命的な「POPNESS」を持っていることで
それがハキムベイ的、これまではマージナルで、それでどうやって生活すんの??
だった世界線を可能にしてしまう・・・・・

ほんとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに僕等は
この革命的2025年に生きている事の凄さ=POPの現在形に歓喜するしかないと思うのです

それはこの2019年のテキストでも書いているように

非最適化されたモノだけが=「POP」であることの本質を手に入れた
それはつまり「物語」ではなく「夢=ドリームロジック」に殉じるものだけが
生き延びる完全なポップネスに準拠した世界線なのだと確信しています!!!