彼女達の本質はこっちなのにーーYGのプロモ戦略大丈夫?!?! BABYMONSTER 「I LIKE IT」考察・レビュー!!!

XR脚本とKPOPbabymonster

まさかまさかまさか!!!!!!!の

といわなくてはならならいのがこの日本初のレビューを書いたKPOP大学としては歯がゆいですが

超ー傑作SUGAR HONEY ICE TEAに続いて

最新作「CHOOM」収録曲BABYMONSTER 「I LIKE IT」のMVがほんとーーーーーーーーーーーーに素晴らしくて号泣!!!!

でもこれタイトルじゃなくて収録曲なんですよねー・・・・・・

BABYMONSTERは、ついに気づいてしまったのだ。

いや、素晴らしいなんてもんじゃない。

これは事件である。

K-POPという巨大産業のど真ん中で、しかもYGという、長年にわたって“黒い炎”と“威嚇の美学”を背負ってきた王国の中から、こんなに健康で、こんなに陽気で、こんなに真っ直ぐで、こんなに女の子の自由が爆発したポップソングが鳴ってしまった。

これは事件だ。

BABYMONSTERは、ついに気づいてしまったのだ。

本当のモンスターとは、睨むことではない。
怒鳴ることではない。
黒い衣装でカメラを威圧することではない。
重低音の上で「私たちはヤバい」と証明し続けることではない。

本当のモンスターとは、夏の太陽の下で、何の言い訳もなく、何の防御線も張らず、ただ「I LIKE IT」と言い切れる生命力のことなのである。

ここでBABYMONSTERは、ガールクラッシュという鎧を脱ぎ始めている。

もちろん、あの鎧は強かった。
YGの鎧である。
BLACKPINK以降の世界制覇の鎧である。
ラップ、ベース、睨み、炎、金属、黒、巨大LED、強い女、勝ちに行く女、誰にも舐められない女。

その全部をBABYMONSTERは受け継いできた。

でも「SUGAR HONEY ICE TEA」から「I LIKE IT」へと続くこの流れで、彼女たちはその鎧の内側にある、もっと根源的なポップの肉体を見せ始めた。

それは何か。

女の子的な自由さである。

その瞬間、世界はポップになる。

ポップミュージックの本質とは、結局ここにある。

女の子が、自分の好きなものを好きと言う。
自分の身体を、自分のテンションで動かす。
誰かに許可される前に笑う。
誰かに意味を説明する前に踊る。
誰かに「これは高尚です」と証明する前に、夏の光の中へ飛び出す。

その瞬間、世界はポップになる。

「I LIKE IT」は、そのことを知っている曲だ。

この曲を聴いて思い出すのは、1970年代のバブルガムポップである。

甘い。
軽い。
短い。
明るい。
でも、その軽さの中に、ポップの暴力がある。

バブルガムポップとは、子ども騙しの音楽ではない。
むしろ逆だ。
人間の快楽中枢を、最短距離で撃ち抜くための発明である。

砂糖。
炭酸。
チューインガム。
プラスチックの色。
ラジオから流れる3分間の幸福。
その全部が、世界の重力に対する反抗だった。

「I LIKE IT」には、その反抗がある。

重くならないこと。
深刻ぶらないこと。
病まないこと。
複雑なふりをしないこと。
ただ好きなものを好きと言うこと。

これは、2020年代のポップにおいて、むしろ過激な態度である。

そしてここで接続されるのが、SISTARである。

「SHAKE IT」。
「TOUCH MY BODY」。

あの頃のSISTARは本当にすごかった。

彼女たちは、洋楽のど真ん中にある健康なセクシーさを、K-POPとして堂々と引き受けていた。
日焼けした肌。
夏。
プール。
恋。
身体。
笑顔。
サビ。
とにかく気持ちいいグルーヴ。

そこには、言い訳がなかった。

「これは高度な批評性を持ったコンセプトです」なんて言わない。
「これは女性主体の複雑な表象です」なんて説明しない。
「これは皮肉です」なんて逃げない。

ただ、最高。

その“ただ最高”を、真正面からやり切ることが、どれだけ難しいか。

SISTARはそれをやっていた。
そして「I LIKE IT」のBABYMONSTERも、そこへ手を伸ばしている。

これは単なるレトロ趣味ではない。
これはサマーアンセムの王権継承である。

BABYMONSTERがここでやっているのは、YG的な黒いカリスマを、太陽の下へ引きずり出すことだ。

黒い城の中で吠えるモンスターではなく、ビーチサイドで笑うモンスター。
暗いクラブで睨むモンスターではなく、昼間のプールサイドで堂々と可愛いモンスター。
「私たちは強い」と叫ぶモンスターではなく、「私はこれが好き」と笑うモンスター。

これがめちゃくちゃ強い。

なぜなら、女の子の自由とは、本来こういうものだからだ。

誰かに対抗するための強さではない。
誰かを倒すための強さではない。
誰かに証明するための強さでもない。

自分の快楽を、自分で選ぶ強さ。

それが「I LIKE IT」にはある。

そしてこの健康なセクシーさ。

ここが本当に重要だ。

いまのポップにおいて、健康なセクシーさは意外なほど難しい。

過剰にエロくすればいいわけではない。
逆に清純に逃げればいいわけでもない。
攻撃的にすればいいわけでもない。
アイロニーで濁せばいいわけでもない。

健康なセクシーさとは、身体が世界に開かれている状態のことだ。

太陽を浴びる。
リズムに乗る。
好きと言う。
笑う。
目が合う。
少し近づく。
でも誰かの所有物にはならない。

この距離感。

この明るさ。

この自由。

実はBABYMONSTERにしかできないのは、ここなのではないか。

彼女たちは、歌える。
踊れる。
ラップできる。
顔が強い。
声が強い。
チームとしての圧がある。
YG的な重量も背負える。

だからこそ、王道ポップをやった時に、ただの可愛い曲で終わらない。

後ろに火力がある。
後ろに牙がある。
後ろに怪物性がある。

でもその牙を、あえて見せびらかさない。

ここがいい。

「I LIKE IT」は、牙を隠したまま笑っている曲なのだ。

夏の光の中で、何の言い訳もなく、
「I LIKE IT」と言えること。

それがいちばん強い。

BABYMONSTERは、ついに“怖い女の子”ではなく、“自由な女の子”になり始めた。

そしてポップミュージックにおいて、自由な女の子ほど恐ろしいものはない。

「I LIKE IT」は、その誕生を告げるサマーアンセムである。

全編で鳴ってるLe sserafimの「spaghetti」でも使われた"世界で一番sampling<されたBREAK"使いのトラックもほんとーーに良いです

べビモンってこっちだと思うんですよねーーー・・・・・・

SUGAR HONEY ICE TEAのレビューにもなんでこんなに素晴らしいのに全編英語なのーーーーー?!?!と謎なYGの戦略について書きましたが
この「I LIKE IT」のMVのラストにも不吉なテロップが出て愕然・・・・・・

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!こんなに素晴らしいのに

この曲は

ファン向け企画ソングですよーーーーーって堂々と・・・・

いやーーーーーーーーーーーーーー間違ってるなぁ・・・・・・・・・・・間違ってるよぉーーーー

べビモンの「王道」ってこっちじゃないですか??

「DRIP」でデビューしなかったことから始まってBABYMONSTERのプロモにおけるYGの戦略絶対になーーーんか変だよなぁ・・・・・(泣)

babymonster

Posted by nolongerhuman