みんな死ね!全員死ね!!映画史に残る血塗れ逆ギレ映画の傑作!! デミムーアの「The Substance」に捧ぐ最速レビュー!!
このTEASERイメージが出た時点でこれは完全に傑作!!とポストし続けましたが
コラリー・ファルジャ監督作「The Substance」見ましたーー!!!!!
前半の展開、いみじくも今日(11/5)は初期作品において、この「THE SUBSTANCE」における
美と醜と若さと老い
というテーマを世界的に誰よりも追求した楳図かずお先生死去のニュースがあったばかりですが(R.I.P)
とにかくひたすら残酷に意図的にデザインされた完璧な「シンメトリー」のセットデザインの中で
デミムーア様が1980年代の女性的イメージを代表するオリビアニュートンジョンの「フィジカル」まんまのレオタードで踊り
その後もその悪意の塊のような精緻なシンメトリーセットデザインによってデミ様の熟女的にアシンメトリー化した肉体が
延々と晒される・・・・・・・
もーーーこのコントラストの見事さは完璧に「カンヌ出品作」!!!!って感じで進むわけです
でも!!でも!!でも!!!!!!!!!
この映画「THE SUBSTANCE」の一番の素晴らしいところは
監督自身も
「この作品は女性の美醜を押し付ける社会に対するリベンジなんです」
っておっしゃっているんでその文脈で見ちゃうわけだけど
でもこの作品が最高ーーーーーーーーーーーーーーーーーすぎるのは
そうしたメッセージや前半のテーマ性を完全にぶっ壊すカタチでの
後半20分の
「極上なB級映画感」
ここで定義付けなくてはならないので蛇足ながら書きますが
B級映画であることの本質とは「稚拙」であることではなく
「A級映画的、物語映画的な構造を壊してしまう」
そんな自堕落で「性的快楽」に限りなく近い
崩壊感覚
を奇跡的に映し出してしまった映像である事。
それが「正しいB級映画」の本質的定義です。
この「THE SUBSTANCE」のラスト20分の展開は
分かる人ならわかると思いますが
エレファントマンと
バスケットケースと
キャリーと
サンセット大通りの
をグチャグチャにミックスした「映画的モンスター」であり
海外ではその特上の映画的モンスター感が「B級じゃん」って揶揄されてるわけですが
いーーーーーーーーーーーーーーーーーや
監督のフェミニズム的な社会に対する告発という「正しくA級映画」な実存を超えた
「見世物」的フリークス感=B級映画的表層の爆発こそが
「THE SUBSTANCE」が映画史的に持つ圧倒的な意味であり
その
死ね!!死ね!!!死ね!!!!みんな死ね!!!!!!!
的な血塗れな破壊衝動がラストのこのイメージとクロスするとき
僕等は映画が描くことができる
生と聖と性のイメージが持つ圧倒的な「POPNESS」の意味に気づかされるのです。
超ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーB級傑作映画爆誕ッッッッッ
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