もしキミがポップミュージックを信じるなら。超ド級の傑作アルバム!! LAUNDRY DAY 「EARWORM」を完全解説・レビュー!!!
完璧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もーーーーー僕はこの日が来ることを何年待ったことか(号泣)!!!!
世界中のポップミュージックを愛するみなさーーーーーぁーーーん!!
遂に遂に遂にLAUNDRY DAYがやりましたよ!!!!!
あの!あの!!!あの!!! 奇跡の大傑作2019年の「HOMESICK」から6年
絶対に絶対に彼らが作ってくれるだろうと信じていた
途轍もないポップアルバムが爆誕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
LAUNDY DAY 6枚目となるニューアルバム「EARWORM」がポップミュージック史に残る一大傑作アルバムなので
日本語による最速&ウルトラDEEEEEEEEEEEEEEEEEEEPなレビューをどうしてもさせてください!!!
目次
コロナ VS LAUNDRY DAY 何故彼らの傑作群は世界にリーチしなかったのか?
もちろんこんな記事を今読んでいただけているような
僕と同じポップミュージック中毒者の方々は全員知っています
まだ全員が高校生時代のLAUNDRY DAYの2018年のデビューアルパム「Trumpet Boy」が
そして「えーーーーー?!?!」という高速の速さでその二か月後!!!!にリースされた2ndアルバム「KEEP IT BRIGHT」が
あまりにもあまりにも最高な、そしてとんでもなく「編集力」の高いポップ爆弾だった事を。
そして翌年の2019年に満を持してリリースされた3rdアルバムであり彼らの
最高傑作だった「HOMESICK」が、1960年代のフラワームーブメントと1988年以降のDE LA SOULによるHIPHOPの「DAISY AGE」革命を繋ぐ
このジャケに描かれているような

2000年代型サイケデリックポップの究極のカタチだったことを!
このアルバムは、泣きながら笑う。
そして笑いながら宇宙(インターネット)へ逃げ出す。
エモコアの感情過多がたどり着いたのは、60年代的「ラブとピース」の転生体。
Laundry Dayはギターを抱えながら、「感情って何?友情って何?」と放課後のグラウンドで叫ぶ。
そこにはもはや破壊も暴力もない。ただし花は咲き乱れている──DAISYの時代(D.A.I.S.Y. AGE)。
1988年、De La Soulが宣言した「D.A.I.S.Y.(Da Inner Sound, Y’all)」──
あのオルタナティブ・ヒップホップ革命は、2020年代、**ハイスクール・バンドLaundry Dayの「Homesick」**でふたたび開花した!!
ベッドルームの夢と宇宙的フレンドシップ
この作品では、ドラムマシンもギターもノイズもコーラスもすべてが**「友達」**。
音と音の会話は、まるで放課後のノートの端に書かれた落書きのように、不完全で愛おしい。
“Harvard”で響くのは、青春の断絶と接続のサイケデリックな反復。
“FRIENDS”では、感情を音像で編み込み、言葉にできない気持ちをポップに変換する魔法が炸裂。
アルバム全体が、マリファナ抜きの幻覚体験=ポップで清らかな幻視。
2020年代の最も鮮烈で、最も無邪気で、最も革命的なサイケポップアルバムの誕生!!
でもタイミングは最悪だった・・・・・
通常ならこのアルバムを引っ提げてのツアーツアーツアーの一大プロモーションは
突然のコロナ禍によって消滅してしまいました・・・・・・・
IFだけれど、もしあの時コロナがなかったらAnimal CollectiveのMerriweather Post Pavilionぐらいの規模で
彼らは大ブレイクしていたに違いありません
めっちゃ楽しそう!!!でもなぁ・・・・・なポストコロナ以降のLAUNDRY DAYのもどかしさ
もちろんその後の彼らのリリースの無軌道っぷり、突然オールドスクールHIPHOP
連発したりも楽しすぎたけど
でもリリースの度にスタイルが変わる(そしてそのどれもが全部出来がいいのがまた・・・・)その無秩序感は
「HOMESICK」に続く「大きなテーマ」をLAUDRY DAYが再びつかむためのデモ曲群のようにも感じていたのです。
フックしかない、美メロしかない、ポップミュージック史上の全てのポップメロディーが詰め込まれた途轍もない新作「EARWORM」の衝撃!!!
勿論! これまでの作品でもLAUDRY DAYの楽曲の最大の魅力は、その圧倒的「唄メロ」でした。
でもそのメロディーは「HOMESICK」で顕著なように
その昔、こんな素敵なメロデイーが僕らの世界にはあった。だから僕らはそれを懐かしんでいるんだ
という俯瞰から見た「二重構造」の中で鳴っているメロディーでした。
ととととととととととととととととととととところが!!!!!
この驚異の新作「EARWORM」
EARWORM=一度聴くと頭の中で何度も繰り返し流れて離れなくなる曲やメロディのこと
では全てのメロディーがそうした複雑な「檻」の中から完全に開放されて
正にEARWORM、優れた唄メロだけが機能するポップミュージックの使命
そのメロディーを口ずさむことだけがキミとボクとを繋ぐ
に殉じた、一体全体一曲の中にどんなけこの70年間のポップミュージック史の中で生まれたフックと美メロが詰め込まれてるんだぁーーー!!!
と聴きながら何度も叫んでしまった途轍もない「編集力」によって全10曲全てがシングルになるような
完全にFOUNTAINS OF WAYNE越え!
完全にWEEZER越え
つまり完璧な「POWER POP」MEETS 「MTVポップ」
これはずーーっとお伝えしてますがこの2-3年のポップミュージックで最も顕著なのは1980年代のMTVポップをどうアップデートするかという取り組みなんです
そんな優れたポップメロディーのもつ「直接性」は
これまでのLAUDRY DAYのアルバムジャケットの抽象性をそぎ落とした
ド真正面ジャケデザインからもあふれ出まくり!!

I don’t know this song──知らないうたをキミと歌う夜。
Laundry Dayはあらゆる時代のポップを呼び戻した。
60年代の花の香り、70年代の青春の爆音、80年代のシンセの涙。
全部をまぜて、“ぼくらのうた”にした。
過去の旋律が未来の喉で鳴る瞬間、ポップは再誕する。
それが『EARWORM』。
フックだけで築かれた城に、キミとボクの声が反響している。
それは祈りだ。
「もう一度、誰かと歌いたい」という祈りのかたち。
誰もが「知らない曲」を歌いながら、
「知っていた気がする」メロディーを探している。
『EARWORM』はその無知と確信のあいだで鳴っている
「They’re kicking us out」──追い出されても、帰りたくない。
だってこの夜こそが現実よりもリアルだから。
Laundry Dayはぼくらの放課後を永遠化した。
このアルバムを聴くたび、心は再び放課後に帰る。
誰もがひとりぼっちで、でも誰かと口ずさむ世界へ。
Da da-da da-da da-da
Da da-da da-da da-da
Da da-da da-da da-da
Da da-da da-da da-da
(Wait, what was that what it was?)
I don’t know this song
We’re making it up as we both sing along
They’re kicking us out
But I don’t wanna go
(from I DON’T KNOW THIS SONG)
イントロで口ずさまれたメロディーのスニペットがどんどん曲中で増殖していく
「I DON’T KNOW THIS SONG」がこのアルバムが伝えたかった全て
彼らは“知らない歌”をつくりながら、“みんなの記憶”を鳴らす。
それはポップの最後の自由、最後の手づくりの魔法。
『EARWORM』を聴くということは、
世界中の記憶をもう一度「一緒に歌う」こと。
ポップの城は壊れない。
キミとボクが口ずさむ限り、永遠に再建される。
ポップミュージック史に残る大傑作です










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