燃え尽きることなき炎の物語 LE SSERAFIM新曲『HOT』世界最速&最深考察・レビュー!!!!

XR脚本とKPOPLE SSERAFIM

当アカウントはLE SSERAFIMのデビュー時から常に
彼女たちの楽曲における世界観と、それゆえにLE SSERAFIMが背負ってしまった

「呪われた十字架」の意味について

日本語による最もDEEEEEPな考察・レビューをしてきましたが

本日LE SSERAFIM新曲『HOT』が解禁!!! 今回の楽曲にこめられたメッセージについても
超DEEEPな考察&レビューをさせていただきます

LE SSERAFIM新曲『HOT』は「PERFECT NIGHT」第二章である

それは火が上がる音だ。LE SSERAFIMの『HOT』は、彼女たちが『Perfect Night』で作り上げた夢の延長線にある。
しかし、この夢は目覚めとともに消え去るものではなく、闇の中でも燃え続ける。
それは車のヘッドライトが消えたあとも残る余熱のようなもの。
彼女たちはすでに夜の女王たちであり、『Perfect Night』が都市のネオンを滑るリズムだったなら、
『HOT』はそこに張り巡らされた電線を焼き尽くすような楽曲だ。

DUA LIPAのLITTLE SISTERとしての「HOT」

Dua Lipaの血族としてこの「HOT」は作られている。
彼女の楽曲が作り出す、80年代のディスコと近未来の間に漂う無国籍な欲望──
それは煌びやかなメロディラインの背後にある汗とスモークの匂いと同じだ。
しかし、LE SSERAFIMはそれを単なる模倣では終わらせない。
彼女たちの『HOT』はより尖っていて、より鋭い。Dua Lipaの持つシルクのような滑らかさが、
LE SSERAFIMの手では刃物のような切れ味を持つ。
ダンスビートは均一なステップを踏むのではなく、揺さぶられ、熱を帯び、まるで闘いを挑むかのように響く。

この楽曲の美しさは、炎の中にある。LE SSERAFIMは、燃え尽きることを恐れない。
むしろ、その先にあるものを見つめている。彼女たちは『HOT』という言葉を掲げることで、
「熱さ」を定義し直す。
魅惑的なメロディ、灼けつくようなグルーヴ、そして揺るぎない自信。
それは、単なるポップ・ソングではない──それは、今まさに生まれ、燃え上がる神話なのだ。

この「HOT」でLE SSERAFIMは世界と闘えるのか??

楽曲の世界観「だけ」を精緻に考察すればこの「HOT」の意味はこうなるんですけど
ですけど!!

上にリンクした記事で書いてますが
LE SSERAFIMのポップミュージック史における最高傑作は「CRAZY」なんです

でもこれも上にリングした記事に書いてますが

この途轍もない超傑作POP ANTHEMはまーーーーーーーーーーーーーったく韓国国内ではプロモートされず
翻って、じゃあ主にアメリカを基点とした海外マーケットにおいて有効なPR施策が打たれたのか??っていうと
わけわかんないけど全然だったんです(号泣)

既にREDDIT等の海外におけるこの「HOT」評は全て

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん「地味」です・・・・・

ずーっとMVを作ってきたものからしてもこの「HOT」のMVはLE SSERAFIM史上最も

「LOWKEY」(=派手なことをせずに自然に作る事)

なMVで。ただ!!!ただですねーーーーーーーーーーーーーここが問題なんですが

LE SSERAFIM新曲『HOT』でリファレンスされた「ボニー&クライド」の意味

LE SSERAFIMの『HOT』におけるボニー&クライドの言及は、単なる犯罪者カップルのロマンチックな象徴ではなく、
彼女たちのアイデンティティの延長線上にある。ボニー&クライドは、20世紀のアメリカン・アウトローの中でも特に神話化された存在だが、
その魅力の核にあるのは「社会のルールを破り、自らの道を選ぶこと」だ。
これは、LE SSERAFIMのメッセージと見事に重なる。

この歌詞の中で彼女たちがボニー&クライドを引き合いに出すことで、単なる「情熱的な愛の逃避行」ではなく、「
「私たちは誰にも止められない」「一緒に世界を駆け抜ける」という宣言が込められている。
これは、Dua Lipaが『Love Again』で古典的なラブストーリーを再解釈したように、
LE SSERAFIMが「反逆者の美学」を現代的にアップデートしたものだ。

しかし、ここにあるのは単なるノスタルジックな引用ではない。ボニー&クライドは、実際には破滅へと突き進む運命のカップルだった。
しかし、LE SSERAFIMの『HOT』では、その悲劇的な結末は回避される。
彼女たちは「燃え尽きる」ことなく、むしろその炎を自在に操る存在へと昇華する
。「破滅」ではなく、「新たな神話の創造」。
ボニー&クライドは、ここではただの伝説ではなく、LE SSERAFIMの生き方そのもののメタファーとなるのだ。

ポップミュージック史において最も「こすられて」きた歴史上の犯罪者カップルが
ボニー&クライドであり、それを歌詞に登場させるということは
完全にイコールで

「この曲は暴力的セックスと愛情の楽曲ですよ」

というメッセージになるわけです。

その「新しいLE SSERAFIMを作るぞ」という心意気はアリ!!なんだけど
それが完璧に楽曲とmvで表現されているか?っていうと・・・・・・・・・・・・

でもこれは裏を返すとほんとーーーーーーーーーーーーにLE SSERAFIMは
今のKPOPと世界という戦場における最前線の「カナリア」であり
そのことはメンバーにとって途轍もなく重くのしかかっているとおもうけど

ボニー&クライドを題材としたアメリカンニューシネマの最高傑作「俺たちに明日はない」の
映画史上最も有名なラストシーンとなる銃撃戦の前に
二人はこんな会話をしたといわれています

You know, I’d rather die with you than live without you

この「性的な・タナトスとしての愛情」というテーマをこの「HOT」では突き詰めて欲しかった!!感はあるけど

まだそれはLE SSERAFIMには早すぎるし、この「HOT」は次から楽曲へのTEASER的な意味合いなんだと思います

そんなLE SSERAFIMのポップミュージックにおける新しい未来を予感するために、
この「俺たちに明日はない」のこの伝説的ラストシーンを繰り返し見てほしいと思います

LE SSERAFIM

Posted by nolongerhuman