EAT IT UP!! 遂に完成した最高傑作ポップアンセム! LE SSERAFIM 新曲「SPAGHETTI」世界最速考察・レビュー!!!

2025年11月4日XR脚本とKPOPLE SSERAFIM

これまでKPOP大学では彼女達のデビュー時から
日本語による最もDEEPな考察・レビューを行い

あの"不幸"な

「CRAZY」こそがLE SSERAFIMの最高傑作!!!!でありその理由と世界観についてテキストを書き続けてきました

が!!!!!が!!!!!!が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

このTEASERの段階で予言しましたが

遂に遂に遂に

「完璧なポップミュージック」

をLE SSERAFIMが鳴らしてしまった!!!!!!

これは完全にKPOP史に、そしてポップミュージック史に燦然と輝く奇跡のPOP ANTHEMであり

もっとはっきり言うならば、これまでのほんとーーーーーーーーーーーーーに長かった
紆余曲折を遂にLE SSERAFIMが脱出したことを証明する
まごうことなき

LE SSERAFIMによるポップミュージックとは何か? これだ!!!

という完璧なアンサーとなる完璧な一曲が「SPAGHETTI」です

そして僕は今泣きながらこのテキストを書いています。

ポップミュージックの歴史とはフードSONG史でもあった!!

実はポップミュージックの歴史とは

自らをどのようにフードやスイーツとしてメタファー化するか??という実験の歴史でもありました

1950年代の伝説的な「ロリポップ」アンセムから始まり

正に文字通り「バブルガムポップ」の代表曲

そして黒人FUNKでは食欲よりもっと直接的な性欲のメタファーとして

そしてそれは今でも同じで

なぜそうした試みがされるのかというと、それは表現者的な「自我」を捨て去って
アナタが欲しい=食べたい=欲望の主体そのものになるという
極めて、あらゆるポップミュージックの強度がそれによって試される

「ポップであることの究極の意味」

のメタファーとして、そしてそんなポップそのものへと自己をメタモルフォーゼする覚悟を図る指標として
70年以上も行われてきたことでした。

もっと上級POP中毒者の方向けに深堀りするとフードPOPは言うまでもなくDRUGのメタファーでもあり、そうした世界観が今最先端のPOP MUSICでは復活してきていることも当アカウントでは書きまくっています!!

もちろん優れたKPOPアンセムもまた優れたフードPOPでした

RED VELVETの

BLACKPINKの

NEWJEANSの

そしていうまでもなく今回の「SPAGHETTI」にFeaturingされたj-hopeのBTSの代表曲もまた

「ワタシはアナタの欲望のカタチである」というポップであることの使命を引き受けた楽曲と共にありました

MVの世界観と歌詞に刻まれた「ワタシはアナタの欲望のカタチである」という宣言とは?

今回の「SPAGHETTI」のMVで主役であるLE SSERAFIMは冒頭18秒間全く姿を現しません
そのかわりに登場するのは自らの欲望の迷路にいる人々です
そこへフードトラックで突入するLE SSERAFIM・・・・・・
POPMUSICのMV史においてもこれだけわかりやすく明確にフードPOPであることが
ポップミュージックのコアであることを宣言したMVはないです!!

わかりやすーーーーーーーーーーーーーーーい!!!

これが今回の新曲「SPAGHETTI」の最大の"勝ち筋"です

上にリンクした様々なテキストでLE SSERAFIMの「受難」を書き
それを「おんなのこだけにしかできない革命のありかた」で突破しかけたのが
最高傑作である「CRAZY」でした。

今回は楽曲的にも「CRAZYパート2」な最高ーーーーーすぎる
INDIE SLEASE(Y2K Electroclashオマージュ)×1980年代MTVPOP

でさらにフードPOPに絶対必要な幼稚園児でもわかるようなKILLERリフレイン

「EAT IT UP!!!」

も完全装備!!!

全編にわたってメンバーはスパをサーブしつづけ
全編にわたって「CRAZY」以上にあらゆる人々が入り乱れる

この構造にMVがなっているのはこの「SPAGHETTI」は「CRAZY」より"開かれている"

つまりLE SSERAFIMによる

「ワタシ(=ワタシの音楽)はアナタの欲望のカタチである」

宣言が「SPAGHETTI」であるからです。

「マカロニウエスタン」からの大転換!!なぜ「「SPAGHETTI」なのか??

上にフードPOPをやるという事の意味は「自我を捨て去ること」と書きました。

しかしずーーっとLE SSERAFIMの受難とは「ME!ME!!ME!!!!」という自我を背負わされてきたことでした。

その象徴がマカロニウエスタン映画をテーマとした「UNFORGIVEN」でした・・・・・・

今回フード・スイーツの中でもなんで?????スパゲティ?????が最大の謎だと思いますが

明らかに!!! これはこれまでのLE SSERAFIMの「自我」、しかもそれは彼女たちのというよりは
制作者側の「おとこのこ的自我」を完全に捨て去るために「マカロニ」メタファーと対峙となくてはならなかった
マカロニウエスタンに象徴されるような

「世界と戦うLE SSERAFIM」ではなく

「世界(=他者)へと侵入するLE SSERAFIM」

というリベンジ=POP宣言を行うために用いられたのが「SPAGHETTI」なのです

そして「CRAZY」のリベンジとしての超ーーー過剰フィジカルリリース数は圧倒的に正しい!!

僕はこれ何回も書いてて申し訳ないんですが
今でもほんとーーーーーーーーーーーーーーーーに「CRAZY」のプロモーションにおける
大失敗は許しがたい!!と思っていて今回「SPAGHETTI」でシングルなのに
どんなけフィジカル出すんだよ!!という批判もすでにあるみたいですが
これだけ途轍もない傑作ができたんだからもう「CRAZY」の時のような
ダメダメプロモは絶対にありえない!!!!
なんならポップミュージック史上最もフィジカルリリースパターンが多いことになった
TAYLOR SWIFTの最新作「The Life Of A SHowgirl」さえも超えちゃってよかった!!!
この大量フィジカルパターンPRはめちゃくちゃ正しくて
絶対に絶対に絶対にこの「SPAGHETTI」でLE SSERAFIMはこれまでの
KPOPガールズグループ史上で最も上位でBILLBOARDのシングルチャートに入らなきゃならないし
確実にそのためのPR戦略であり、もちろんそれをするだけのポップミュージックとしての強度が
「SPAGHETTI」にはあります!!

完全にLE SSERAFIMの勝負曲だと思います

LE SSERAFIMはもう「かわいい」でも「強い」でもない。
彼女たちは摂取される存在だ。
サビで炸裂する「EAT IT UP!!」は、これまでのガールクラッシュを焼き尽くす呪文。
「FUCK IT UP(壊せ)」ではない――**「EAT IT UP(取り込め)」**だ。
壊すより先に、飲み込め。吸収せよ。血肉にせよ。

「CRAZY」でLE SSERAFIMは“おんなのこ革命”の中心に立った。
だが「SPAGHETTI」はその続編ではない。侵入だ。
革命が終わったあと、彼女たちはセカイの“内部”へと滑り込む。
コード進行は跳ね、ベースはねじれる。
J-hopeの声が、まるで地下室のパスタマシンをまわすようにグルーヴを刻む。
そこにあるのは「思想」ではなく「体験」だ。
まさにMDMAのようなポップ。
壊すのではなく――溶け合う。

「SPAGHETTI」は食べ物の歌ではない。
未来の構造変革をどう「味わう」か、という思想そのもの

LE SSERAFIMを飲み込め。
舌の上でとろかせ、神経を走らせろ。
彼女たちは革命の栄養素であり、
血流に溶け込む新世界の糖分だ。
食べるとは、同化すること。
同化するとは、変身すること。

LE SSERAFIMはもう“アイドルグループ”ではない。
彼女たちは規制物質だ。
合法的にあなたを変えるドラッグ。
そのメッセージはただひとつ:
「戦うな、食べろ。」

「SPAGHETTI」は未来の味がする。
皿ではなく、血流の中で供されるメニュー。
ポップ=栄養。

この曲を聴くたび、あなたは少しずつ世界の味を変えていく。
恋も、支配も、感情も、すべて一皿のパスタに再定義される。
これは炭水化物系ディストピアか? いや、違う。
炭水化物系ユートピアの幕開けだ!!!!

EAT IT UP.
飲み込め、この未来を。

最高傑作だと確信しています

10/25 追記!!!! 昨日のリリース日のこのテキストでは全体の世界観を深堀りしましたが、今日はサウンド面でまだ世界で誰も発見していないスクーーープ!!大発見!!そりゃ昨日から100回近く聴いているので!!

サウンド面で大発見!!①冒頭のMOVIE SAMPLE「Scalp them!! comes the roses!!はやっぱりというか上にも書きましたがマカロニウエスタンの代表作「The Good, the Bad and the Ugly」から!!という大大大BINGO!!! ②そしてトラックで一番印象的というかシクニチャーなのはなんといっても曲中うねりまくるシンコペしたBASSなんですが、これ!!!!!よーーーーく聴いてみて下さい!!完全にSECOND SUMMER OF LOVE期のACID HOUSEド定番TB303 BASSなんですよ!!! さらにメチャクチャこれもFEATUREされてるCOWBELLフレーズですが元ネタはもちろんOLD SCHOOL HIPHOPだけどこのカウベルパターンもめちゃくちゃSECOND SUMMER OF LOVE期のMADCHESTERサウンドにつかわれているやつで、さらに!!!!!海外のREDDITでもVERSE部分がなんか変におとなしい感じだよね??といわれてるパートもこれもまたなんと!! SECOND SUMMER OF LOVE期のMADCHESTERで808 StateとかがこーいうDX7まんまな白玉フレーズを使い倒していたんです!!!さらにさらにこのVERSEで鳴ってる「Yeah Whoo!!」というボイスサンプルもSECOND SUMMER OF LOVE期に最も多用されたボイスサンプルです!!つつつつつまり当アカウントがずーーーっとお伝えしている今の最先端洋楽で巻き起こっているMADCHESTERルネッサンスに完全にアジャストしてるんですよ「SPAGEHTTI」!!!!

ここまで完璧に「SPAGHETTI」を考察したテキストは世界でもないと自画自賛させてください(号泣)

11/4追記!!! 速報!! 「Billboard 100」に50位でチャートイン!! これまでで最高位のエントリー!! 今後Climb UpならぬチャートをEAT IT UPできるか?!?! それにしても今回洪水のようにあらゆる動画コンテンツがDROPされまくってますが眉毛までBLEACHして1980-1990年代ヤンキー化したユンジン様のテンションがどの動画でも爆発してて楽しすぎる!!!

2025年11月4日LE SSERAFIM

Posted by nolongerhuman