究極の「プレタポルテ・ポップ」!! BLACKPINK LISAソロアルバム「Alter Ego」を完全考察・レビュー!!!

XR脚本とKPOPBLACKPINK

僕は日本で最初に音楽サイトにてBLACKPINKとは究極の「おんなのこ革命」だと書き

LISA様のソロリリースについても超DEEPなポストをしてきましたが

遂に遂に本日、ソロアルバム「Alter Ego」がDROP!!!!
この考察・レビューは長くなるので(泣)

このアルバムから先行公開された数々のMVをまず見てください。

ねっ???死ぬほどヤバいでしょ????

で、はっきり言ってこのアルバムがPOP MUSIC史において持つ意味性について
僕以外で「正しい」テキストが書かれることはないと思うので
最速・究極レビューをさせてください!!!!!

プレタポルテ・ポップとしての『Alter Ego』:LISAの裁ち落としされた音楽のポップネス

LISAの『Alter Ego』は、プレタポルテのファッションと同じように、精密にデザインされながらも即座に手に取れる、
ポップミュージックの既製服だと思います
オートクチュールのようなカスタムメイドの職人技を持ちながら、リスナーの日常へ!!!

ここには、グランジのほつれも、R&Bの光沢も、ヒップホップのストリート感も同時に鳴らされていて
それらはすべて、ボディラインを美しく見せるために調整されたドレープのように
その肌感に馴染むように仕立てられ、聴く者の体温に合わせて変化してるんです!

ポップミュージックにおけるプレタポルテとは?

『Alter Ego』は、まるでジャン=ポール・ゴルチエのプレタポルテ・コレクションのようなんです

アイコニックなデザインの中に、アンダーグラウンドの匂いが、
そしてトラックごとに、LISAの声は異なるシルエットでデザインされていきます
時にシフォンのように軽やかで、
時にレザーのようにタイト。
でもそれは決してリスナーに対してのノイズではないんです

むしろ、このalter egoの全曲はは、
どんな音楽リスナーにもフィットするように計算され
どんな人々のスピーカーから漏れ出した瞬間に、
もはや彼女のものではなくなる。
都市のざわめきとシンクロし、リスナーの個人的な物語へと織り込まれていく・・・・・・
そんなSMOOTHNESSを体現した作品なんです

おんなのこだけがその音を「着こなす」ことができる

ここにあるのは、ポップの持つ「すでに知っていた気がする」感覚で
このアルバムの全曲は、まるでユニクロのベーシックTシャツのように普遍的だけど
襟元のちょっとしたカットみたいに、その「ありふれた」ものを「絶対的な個性」に変える
それは、ポップがポップであるために避けられない宿命に殉じていて

つまり、すべての耳に届くように作られながら、同時に、ひとりひとりの人生のサウンドトラックへと浸透していくその二重性を、
LISAが完璧に理解していることを証明しているんです!!(号泣)

『Alter Ego』つていうアルバムはファッションアイコンでるあるLISAが
自らの「ドール性」

わたしというおんなのこは

これでもあるしそれでも、そしてあれでもある

そんな自らが

「おんなのことして生きていくこと」

まるで映画史における「おんなのこ革命」そして「ファッション映画」の最高傑作である「ひなぎく」のように

どこまでおんなのこは世界から自由でいられるのか???

についてのシュプレヒコールなんです

おんなのこの「ワタシ」とは虹である

この「Alter ego」がとんでもないのは
この音とコトバとパフォーマンスは全て

Haute Couture=オートクチュール的
「あなたのために作られた」音楽ではない。

そうではなくて徹頭徹尾プレタポルテ的

「あなたがそれを着こなす」音楽なんです。

つまりそれは

おんなのこのポップミュージックの「自由」についての楽曲であり

ポップミュージックの魔法とは、まさにその「おんなのこ的自由」のことなんです!!!

つまりあなたがこのアルバムを聴く時、

このアルバムのまるで七色の虹のような色彩の多様さこそが

あなたの「Alter Ego」となるのだと思います

凄いアルバム作っちゃったよなぁーーーーーーーーーーーー!!!!

BLACKPINK

Posted by nolongerhuman