再生の道 石丸伸二氏による公選法違反疑惑記者会見が驚愕の面白さ・・・・・

2025年2月21日その他

「政党の体をなしてない」とか「何をやりたいのかわからない」っていう
論評が見事に何もわかってないなぁ・・・というテキストは以前書きましたが

週刊文春によって報じられた再生の道 石丸伸二氏による公選法違反疑惑に関する昨日の記者会見が
前代未聞の面白さで驚きました!!

この会見ノーカット版は3時間近くあるのでこの「面白さ」は時系列の「え?!?!?!?!?!」なんですが
この会見「3パート」に分かれてるんですね

最初一時間は
“文春報道に即したカタチ"での今回の公選法違反疑惑について
記者の方々との質疑応答になっていて

次が本来の会見の目的だった再生の道の応募状況および、ぶっちゃけたエンタメワードで恐縮ですが
今後の「候補者選定公開オーディション」に関しての説明が一時間あったわけです

で!!!!!! これがメチャクチャ面白くなるのはこの1部2部が終わっての第三部!!!

ここで何故か党の幹部の方が突然口調を変えてこう宣言するんです

「えーーではここでご報告をさせていただきたいと思います
 冒頭の質疑応答では文春報道にそくしたカタチでキャンセル代は全て機材費だったとお話しさせていただきましたが
 実はキャンセル代に人件費が含まれておりました」 

(その部分からタイムスタンプしてあります)

ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
あまりの内容に僕は爆笑して椅子からずり落ちました・・・・

え?!?!?!!!だったら最初の一時間の質疑応答の意味って・・・・・?????

で面白すぎたのはこれどうも本当に石丸氏も「実はキャンセル代に人件費が含まれていました」については
この瞬間に知ったらしく

「え!?!?!?!だったら僕が冒頭で言ってた話、嘘になっちゃうんだけど?!??!」

となってるんですよね・・・・・・・

そこから先の中々にグレーな

「ワタシ達は直接かかわってなくて、それをやったのはT氏というものです」

トークは是非上の動画をご覧いただけたらと思うんですが

実は結構この会見が重要な意味を持ってしまうのは、もちろん公選法の件もですが

「プラットフォーム企業型政党」

っていう、これは石丸氏自身がYOUTUBEっていうプラットフォームを有効に使ってきたことからの
発想で、Youtubeが動画の内容に責任をもたず、あくまで動画を作った人の自己責任という
プラットフォーム企業特有の「逃げ道」。
でも実はユーロ圏では去年「デジタルサービス法」という
法律が出来上がったことによりこれ以降通用しなくなっていくだろうとされてるんですね

僕が危惧しつつ興味深いのは「石丸チューブ」とでもいうべき「再生の道」は
あくまでプラットフォームなのでそこで行われる事は自己責任という立ち位置の
脆さ、ぼくはプラットフォーム化という組織自体が既に古いんだけどなぁー
ということを上記テキストでいち早く指摘させていただいたんですが
今回のようなプラットフォーム型自己責任案件・事件はこのままだと「再生の道」で多発するのでは?と
この記者会見の面白くも異様な構成と内容を見て考えています

2/12追記。昨日この案件に関する「裁量性」について文藝春秋社が深堀りした動画をアップしました

2/21追記。本日石丸氏側から自身の公選法違反に関する記者会見が開かれました。この中で石丸氏は「さっきも言ったのでこれ〇回目ですが・・・」という必殺!石丸構文炸裂でしきりに「映像業界の"慣習"として人件費はそのタスクの支払いにおいて確定していないものだ」とおっしゃってますが、映像業界の人間としてそれはないですねー・・なぜなら撮影・配信にはスタッフが必要で今回の場合明らかに関わっているスタッフというのは「外注スタッフ」さんなので、その人たちの一日稼働分のギャラ(人件費)っていうのは"慣習"として事前に確定してるんですね。だっていつも仕事してくれる外注さんに一日ただ働きでよろしくなんていったら次回から来てくれないですよ。だって「プロ」なんだから。で実はこれは完全に逆で「機材費」の方が原価償却するためにレンタルして回してるんだから、コネがあるなら「今回は持ち出しで・・」とディスカウントされることはあるわけです。だからこの会見を見てかなり厳しいストーリーをこの2週間ほどで組み立ててしまったなぁ・・・と思います

2025年2月21日

Posted by nolongerhuman