103万円の壁でも123でも160でも178でも、それって本当に僕等が政治に求めているものなの?
国民民主党が「社会保険の壁」を無視している理由 は、主に政治的・戦略的な意図 と考えられます。具体的には以下のようなポイントが考えられます。
目次
1. 「103万円の壁」だけを強調すると分かりやすい
「103万円の壁」というフレーズはシンプルで理解しやすい。
一方、「106万円の壁」「130万円の壁」は社会保険制度が絡むため、説明が複雑になる。
有権者（特にパート・アルバイト層）に「103万円の壁が問題！」と訴えた方が支持を得やすい。
2. 企業側の負担が増える「106万円の壁」に触れたくない
「106万円の壁」は企業が従業員を社会保険に加入させる必要があるため、企業側の負担が増える。
企業にとっては社会保険の負担が増えるのを嫌うため、「106万円の壁」をなくす話には慎重になりがち。
企業との関係を重視している政治家は、この問題をあまり強調したがらない。
3. 「130万円の壁」は社会保障制度そのものに関わる
「130万円の壁」は配偶者の扶養制度に関係するため、触れると年金や健康保険制度の根本的な改革議論に発展する。
税制改革だけではなく、社会保障改革の話に発展するため、簡単に議論できない。
配偶者控除の見直しにも繋がりかねないため、保守的な層の反発を受ける可能性もある。
実は、厚生労働省はすでに社会保険料の壁の対応策をつくっている
いままで、「106万円の壁」「130万円の壁」 を超えると…
社会保険料（健康保険・厚生年金）が発生 → 手取りが減る！
働いた分だけ損になるから、労働時間を調整する人が多かった！
📌 「103万円の壁」は税金の問題（影響小）
📌 「106万円・130万円の壁」は社会保険料の問題（影響大） → これを対策！
① 「106万円の壁対策」→ 社会保険適用促進手当
会社がパートやアルバイトに「手当」を出せる制度！
この手当は社会保険料の算定対象にならない！
つまり、106万円を超えても「実質手取りが減らない」ように調整できる！
ただし、企業側の判断で導入するかどうか決まる（義務ではない）。
🔹 メリット → 106万円の壁を超えても手取り減少を抑えられる
🔹 デメリット → 企業が手当を出さなければ意味がない
② 「130万円の壁対策」→ キャリアアップ助成金
年収130万円を超えて社会保険に入る人向けに企業が助成金を受け取れる！
企業側の負担が軽くなるので、パートやアルバイトを社会保険に加入させやすくなる！
これによって、130万円の壁を気にせず働ける環境を整備しやすくなる！
🔹 メリット → 企業側の負担が軽減 → 社会保険加入のハードルが下がる
🔹 デメリット → 企業が助成金を活用しないと効果が出にくい
こうやって書くと、もう一方でのドレンドである「社会保険料の減額!!」論者っぽいですが
それも僕は間違っていると思っていて、正しくは
税金や社会保険料を払う事に対して納得できる「未来」を掲示する事
このことだけが政治の究極の役目だと思っています。
僕は国民民主党の玉木氏のYOUTUBEチャンネルは政治家の方々がやられている動画コンテンツの中でも
一二を争うくらいめちゃくちゃわかりやすいし素晴らしいと思いますが
実は、この半年ぐらいの「令和の米騒動」とおなじく
今後5-10年のタームで最も政治的に「POP」な「再配分」というイシューが持つ意味は
あらゆる社会制度の耐用年数が切れかけている事
にあるわけですが、でもこの事がもつ最大の意味は
「その古い制度を捨てて、どんな未来を創るの?」
それは未来予測なので、実は全く「保障」がないです。
成功するかもしれませんが失敗するかもしれません
それでも私たちはアナタとこの未来を共創したいです。
という「覚悟」の話になるんですよね。
103でも123でも160でも178でも、そうした数字には
未来への断固とした「覚悟」がないと思います。
失敗っていうけどそれは「学習」って事で
学習=失敗しなきゃ成功=未来なんてないよね
っていう日本人が一番苦手な思考法を「アリ」にできるのか???
今の日本が「低成長」だとか「生産性が低い」とよくいわれますが
これもこの「覚悟」というマインドセットにほぼ理由があって
それは変えることは金融政策では絶対にできない。
唯一それを可能にするのは財政政策という
「実体経済における覚悟」
にかかっていて
政治的に今、最も求められている事なんだと思います。
Kick over the wall ’cause governments to fall
How can you refuse it?
Let fury have the hour, anger can be power
Do you know that you can use it?