XR世代の天使達 Vol.2 渡部りん編

2020年8月8日XR脚本と美少女raccoon dog, tanuki, たぬき顔, ホテルニューハンプシャー, 渡部りん, 異類婚姻譚

お疲れ様でした渡部りんチャンがグループとプロダクションを卒業されました。今後の新しい展開も期待していまっす!! リクエストいただければスチール、MOVIE、MV撮りますよーー!!

この記事では・2020年の日本が誇るたぬき顔アイドル「渡部りん」チャンとは?
・りんチャンのような素敵な女の子だけが知っている動物と僕らが生きる事の間に潜む秘密
について書いています

XR世代、2020年代を担う美少女をご紹介するこのシリーズ企画。
第一回の今泉まおチャンに続いて今回はLa*花ノたみ りんチャン
を徹底解説
&INTRODUCING!!

 

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沙奈絵ちゃん

羨ましいですねー。女の子の間でも所謂「たぬき顔」って憧れだったりします
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人間失格

日本ではかなり昔からアイドル=たぬき顔みたいな定説があるけど
海外ではまた別の意味を持っていたり、その辺をXR脚本術的に解説するニャー

世界よ! これがニホンの「たぬき顔」だ

昔から日本では所謂「たぬき顔女子」は男子人気があって
ちょっと前にはメイク術としても話題になりましたが


近年、海外でもBUZZFEEDやCNNの記事をきっかけに
いまだに「たぬきブーム」は続いています。

英語には「たぬき顔」に当たる言い回しは存在しませんし
狸自体が主に日本にしか生息しない固有種で
「たぬき」を英語に翻訳するならTANUKIとかTANU、RACCOON DOG(アライグマ犬)
にしかならない事を考えると日本人がパンダに萌えるのと同じような感覚での
珍獣ブームっぽくはあるわけですが、インバウンド観光客向けの
着ぐるみパジャマがドンキホーテ等で大人気なのは相変わらずなので
パンダのようにスターアニマルへの道を歩んでいく気配もあります。
つまり2020年代の日本が誇る「たぬき顔女子」である りんチャンも
「たぬき系アイドル」=「TANU-DOL」としてピコ太郎ばりにブレイクするかもしれないのです!!

僕達がたぬきと一緒に生きるには?

しかしキツネと並んで人間を化かす存在として悪名も高いタヌキ
この「動物が人を化かす」という説話的な関係性もまた
日本をはじめとしたアジアに特有な事例だったりします。
僕たちは今や良きにつけ悪しきにつけ彼らの魔法を信じることが
難しくなっていますが、研究では1960年代まではその「化かす」という
たぬきの能力はかなり信じられていたと言います


たぬきは可愛いかもしれないけれど僕らを化かす恐ろしい魔法を持っているかもしれない
と考える事。それは言い換えると動物をペットとして「飼いならすことができる」存在として
捉えるのではなく、対等もしくはそれ以上の神聖な存在と位置付けることです。
タヌキをはじめ動物達はずーっと人間以上に神に近い生き物だった。
そんな感覚、常世と現世を行き来する異端者としてのたぬき達。
まさにそうしたXRな世界へのトリガーとして動物を考えた究極のカタチが
「異類婚姻譚」です。

異類婚姻譚というBRANDNEW TANU WORLD

動物との結婚というと話題のドキュメンタリー本「聖なるズー」的な
パートナーという関係性を思い浮かべる方もいるかもしれませんが


異類婚姻譚は同じ動物との結婚でも意味が異なります。
有名な「白蛇姫」から宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」まで
異類婚姻譚における動物とは聖なる破壊者です。

XR脚本術的に言えばストーリー世界(現世)からストリーム世界(常世)へ
旅立つためのトリガーがたぬきをはじめとする動物(異類)であり
そのための儀式が婚礼なのです。
異類との婚姻の変奏が何度も繰り返され、生まれ変わりというテーマを
転がす重要なトリガーとなっている手塚治虫の「火の鳥」シリーズに象徴的なシーンがあります。
傑作「火の鳥 復活編」にて、ここにおける「異類」は動物ではなくロボットですが
世界中の全てが腐りきったストーリーの奴隷でしかなくガラクタにしか見えない
主人公のレオナはそんなストーリーとは無縁の異類であるロボットのチヒロだけを
ホンモノの人間だと確信し、ラストでレオナはチヒロとの結婚を宣言します。
そして二人はストリームに飲み込まれるように同化し結ばれるのです。


XR脚本術で書かれた「無敵の人3.0」では多くの少女達を主人公である「キミ」を
異界へと導くトリガーとして配置していますが、よく読んでいただくと
その姿がどこか聖なる動物達の気配を残している事に気づかれると思います。
究極のタヌドルであるリンちゃんもそんなトリガーの一人かもしれない?!?!と
彼女のたぬき感がMAX!!で素晴らしい唯一の映像作品を見て皆さんも「化かされて」ください。

 

そしてリンちゃんが所属するLa*花ノたみにはKPOPが誇る究極のたぬき顔KEI様のLOVELYZの
ような「タヌポップ」系POP ANTHEMをやって欲しいなぁーーーと思うのです。

まとめ


SNS化された現代社会では「たぬき顔」と言っても
タレ目が可愛いよねーとかぽんぽこ感が愛おしいって事しか
トピックスに上がらず、その佇まいの持つ「神聖」に思いを寄せる事はないかもしれません。
しかし映画「ホテルニューハンプシャー」でいつも着ぐるみを身にまとい
全てに絶望しているスージー・ザ・ベアは自らを動物に見立てる事で
世界と繋がろうとしています。

そう素敵な女の子は知っているのです。
森の中に住む可愛い動物たちだけが
この世界から脱出するための魔法を知っていることを・・・・・
そして自分の中に潜む秘密の種が彼等と繋がる事を。
そしてリンちゃんもまたそんな魔法を知っている素敵な美少女だと思います!

今回も記事を読んでいただきありがとうございました。