参政党は「国体」をPOP化できるのか??政治が語るべき過去・現在・未来について完全考察!!
当アカウントはずーっとポップカルチャーの視点から
様々な政治ISSUEが優れてPOPであるか否か??についての記事化をしていますが
最近、いわゆるリベラル系メディアの方々が
参政党への憂慮を発信することが増えています。
これは世論調査等で参政党への支持が若干増えている事や
兵庫県尼崎市議選など直近の地方選挙で参政党候補がトップ当選をしていたりという事態への反応なのですが
🔸選挙結果のお知らせ🔸
🗳️6月15日(日)
以下の参政党公認候補が当選しました。
皆様、多大なるご支援をいただき
誠にありがとうございました。【兵庫県 尼崎市】#兵庫県尼崎市議会議員選挙 公認候補#高野由里子(たかの ゆりこ)
【愛知県 西尾市】#愛知県西尾市議会議員選挙 公認候補… pic.twitter.com/ybyCnE7f7T
— 参政党【公式】 (@sansei411) June 15, 2025
今回も所謂政治系メディアでは行われないだろうカタチで
でもどこよりも正確に参政党の現在位置を考察させていただきます
目次
リベラル的視点による参政党とは?まとめ
リベラルメディアが参政党を「極右」と呼び、地方選での躍進を「憂慮」している背景には、参政党の政治姿勢・政策・支持基盤に対する懸念があります
【1. ナショナリズム色の強い主張】
参政党は、
「自国の歴史・伝統を正しく取り戻す」
「GHQによって歪められた教育を正す」
「自虐史観からの脱却」
といった戦後レジーム批判的な歴史観を強調しています。
これは、日本会議的な保守ナショナリズムと親和性が高く、右派・保守界隈では評価されますが、リベラル側からは「修正主義」あるいは「歴史修正主義」とみなされ、「極右」と分類されやすくなります。
【2. ワクチン・グローバリズム批判に見る陰謀論的傾向】
参政党はコロナワクチンやマスク着用義務、WHOの方針などに対して疑義を呈しており、
「メディアや政府に騙されるな」
「グローバリズムによる支配からの脱却」
という反グローバリズム的・陰謀論的訴求が強いです。これに対し、リベラルメディアや主流報道は「科学軽視」「非合理的」と批判しており、これが「極端」「ポピュリズム的」と受け止められる背景となります。
【3. 排外主義的・同調圧力的な側面】
移民政策、教育観(「日本人としての誇りを教える」)などにおいて、
他者(外国人・LGBT・左派思想など)に対する排除の論理が潜んでいると指摘されています。
こうした面が、リベラルから見れば「多様性への敵意」と映り、「極右」と位置づける根拠となります。
【4. 地方政治の保守化とリベラルの警戒】
特に地方選では、参政党は既存政党に不満を持つ中高年層や「保守的な家庭層」に浸透しつつあります。リベラルメディアは、
「草の根レベルでの右傾化」
「民主主義の衰退」
につながると憂慮しているのです。
選挙における参政党の「wellness-washing」戦略とは?
🧩【1. 有機農法・食の安全の強調="陰謀論"の包み紙】
参政党は結党当初から「食と健康」を前面に掲げており、
有機農法の推進
添加物や遺伝子組換え食品への警戒
ワクチンや医薬品への不信
といったテーマを重視しています。
これは一見、ナチュラル志向・エコ志向の市民運動にも見えますが、
実際にはそれを通じて、
「政府や大企業に支配されている世界から身を守ろう」=反グローバリズム/反メディア的な価値観
へと人々を導く**“ゲートウェイ(導入)戦略”**とみなされています。
💬 例:「食の安全を守るには“真実”を知ろう」「有機農業は“目覚めた人”の選択です」
🧠【2. エリート批判 × 教育の再生=保守ポピュリズムの定石】
「子供を守る教育」「偉人に学ぶ道徳教育」といった教育改革も主張しており、
一見すると保護者層・教育熱心な有権者に響く内容
しかし中身は「国家主義的教育への回帰」とも読める
でもですねーーこうした参政党的アジェンダ、
既得政党とそれ以降の政党における政治的コンテンツの
核となっているものの違い
についてはこれらの記事で詳細を書いてますが
やはり参政党についても、今人々が求めているのは「政治性」ではなく「宗教性」である
という潮流にがっつりハマってるわけです
「わたしは誰か?」という問いに応える、宗教的装置
この国のリベラルは、SNS時代のポスト・ポリティクスにおいて、「思想」を語る力を失った。
なぜなら、いま政治とは、制度を変える力ではない。
「わたしは誰か?」という問いに応える、宗教のような装置だからだ。
そしてその点で──
参政党は正しかった。
彼らは「論理」ではなく、「物語」を信仰の核に据えた。
「過去」を聖遺物のように扱い、それを傷ついた現代人の“アイデンティティ”と一体化させることに成功した。
リベラルが30年かけて切り捨てた“歴史的時間軸”
=**「ストーリーという聖域」**を、
参政党や日本保守党は“逆に”信仰の中心に置いたのだ。
彼らが語る「日本の誇り」も、「家族の絆」も、「自虐史観からの解放」も、
すべては「過去という資産」をどれだけ自らの身体に召喚できるかという、
アイデンティティの錬金術にほかならない。
でも参政党はポップカルチャーの文脈から考えれば残念ながら「POP」ではない・・・・
彼らの弱点はただひとつ。
それは**「未来を語れないこと」**だ。
彼らの経済政策は?
→減税、地方分権、教育再建、農業回帰…それ、何年前の話だ?
彼らの社会像は?
→美しい国、日本。母性。道徳。郷土愛…それ、いつの時代の理想だ?
つまり彼らは、「過去の遺言」だけを持ち歩く旅人たちであり、
「未来の設計図」を持たない建築士たちなのだ。
非常ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに残念なのは
参政党の掲げる政策は
「過去」については雄弁だけど
「未来」については既存政党となんら変わり映えしない・・・・・・・・
つまり参政党もまた
「未来」についての「編集力=POPNESWS」が絶望的なまでに欠如しているのです(泣)
参政党的「国体」論は観光におけるマネタイズコンテンツにできる!!
という事に参政党がまーーーーったく考えがおよんでいなのが彼等の政治的幼稚さの極みですが
当アカウントはこの記事で「国体論」は未来のための「観光コンテンツ」としてマネタイズできると提唱しています
トランプ的未来ヴィジョンとしての「マールアラーゴ合意」を学べ
当アカウントは日本で唯一、トランプ政権が
イマ・ココの絶望に対して
明確な「未来」を暴力的に掲げたマールアラーゴ合意について
最もDEEEPな解説・考察をしてきました
にもかかわらず参政党はそうした2025年のPOPNESSに準拠した
「未来についてのビジョン」
について何も考えていないと思います
それは右の参政党、左のれいわと言われていますが、悲しいけれどれいわ新選組にも「未来」についての明確なビジョンがない・・・アメリカでは既にリベラルをルネッサンスさせるための「未来とは何か?」という新しい議論が始まっており、それについてはこちらの記事で日本初で書かせていただきました
右でも左でもない、僕等は「未来」を求めている
参政党に関してほんとーーーーーーーーーーーーーに残念なのは
このSNS時代だからしょうがないけれど
彼等が発するメッセージのほぼ全てが
「激しさ」を煽るコンテンツになっていることです
激しいコンテンツとはせんじ詰めれば
「敵VS見方」
的バトルコンテンツのことであり
上にも書きましたが、それは参政党だけでなくれいわ新選組もおなじで
参政党のメッセージとはそうしたバトルの「激しさ」に特化した
「現在」についてのメッセージしか発していないわけです。
でもそれってずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
ポップであること
情報発信としての「POPNESS」について
THE BEATLES以降のポップミュージック革命→KPOP革命について日本で最も深堀りしてきたものとしては
完全に間違ってる
んですよね・・・・・・・
今、本当に残念なことに日本の全ての政党は
「現在」と
そして宗教的強度を補完するための
「過去」にしか言及していない。
でも政治がPOPであること
それはつまり
「未来について」のビジョン
の解像度を死ぬほど高めたときにだけ
政治は正しくポップになります。
そしてマールア・ラーゴ合意が孕むトランプ的未来ヴィジョンは違う。
それは資本主義を脱構築し、
ドルの支配を終焉させ、
ビットコインを宗教通貨化するような、
宗教×金融×テクノロジー=未来の神殿の青写真だった。
あまりにポップで、あまりに破壊的で、あまりに魅力的だった。
それは**"破壊されるべき世界"をちゃんと設定できていたからこそ、「次」が語れた**のである。
だが参政党は?
なにを破壊しようとしているのか、すら曖昧なまま、
ただ「帰りたい過去」のノスタルジーだけを語りつづけている。
だからこそ言おう。
彼らが“極右”であるかどうかなど、もはや重要ではない。
問われるべきは、「彼らは未来を持っているのか?」だ。
そして今のところ、答えは「否」である。
宗教的強度では、リベラルより遥かに勝っている。
物語の構築力でも、共感装置としても、リベラルは敗北している。
だが未来ヴィジョンにおいて、
参政党はまだ“神話”を持っていない。
本当に参政党が正しく政治的に「POP」になれるのかは
対立・分断というゆるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい「現在」から
自らの死をかけて「未来」対する解像度を
つまりは「POP度」をあげていけるのか?にかかっていると思います。
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