セックスと陰謀論とSNS NETFLIX久々の傑作ドキュメンタリー!! キングス・オブ・テュペロ: 2人の男と”毒しき”陰謀論
最近のNETFLIXは残念なことにドキュメンタリー系が弱くなっちゃったなぁ・・・
と先日も書きましたが、超ーーーーーーーーーーーーーーーーーー久々に傑作登場!!!
キングス・オブ・テュペロ: 2人の男と"毒しき"陰謀論
が素晴らしかったです!!!
作品概略
『キングス・オブ・テュペロ: 2人の男と"毒しき"陰謀論』は、陰謀論に取り憑かれた2人の男が、ある町で広がる「真実」と「偽り」の狭間で混乱に陥る物語。彼らは社会の闇を暴こうとするも、次第に自分たちの信念や現実が崩壊していく。真実の探求が狂気へと変わり、陰謀の渦中で人間関係や町の運命に深刻な影響を与える。
一人の方の陰謀論者が日本でもエルヴィスマニアの方々には知られていたらしい
エルヴィスプレスリーのコスプレグループ
「DOUBLE TROUBLE」の一人で
もう一人の陰謀論者はガチガチのalt-rightの武道家
この二人と2013年に起こったオバマ米大統領暗殺を狙った「リシン毒殺事件」との関係性について
アノン系ザ・コンスピラシーセオリーが展開するドキュメンタリーなんですが
これ前からそう思っていて、この作品でもやっぱりそうかー・・・・・
だったんですが、基本的に「陰謀論」にハマる究極の動機って
「セックス」
なんですよ!!!(これもエロコンスピラシー?!??!)
セックスを含めた自らの「性」と「生」の歯車がうまくかみ合わない時
無意識の中からたちあがってくるのが「陰謀論」で
フロイト以前はそういった自律神経失調状態を「ヒステリー」や「悪魔憑き」
として社会はカテゴライズしていましたが基本は今も変わってなくて
陰謀論者すべての背景には「性的自己に対する不全感」がある。
日本でも急速にこーいったアメリカ型陰謀論者が増えてるっていうか
表面化してきているのは実は自らの「性」、セックスに対して
(ここが重要なんですが)"無意識"に超絶不全感をもっている人が増えてるってことだったりします。
だからフロイト期やそれ以前の社会では「ヒステリー」や「悪魔憑」とされたのは自らの性的な自己を容認してくれない社会に抑圧された女性が多かったわけです
そしてこの「キングス・オブ・テュペロ」絶対にエピソード3の最後まで見てください!!!
エピソード1冒頭のニーチェの
「怪物と戦う者は、その際自分が怪物にならぬように気をつけるがいい。 長い間、深淵をのぞきこんでいると、深淵もまた、君をのぞきこむ」
の引用から
ラストの映画「ユージュアル・サスペクツ」ばりの大どんでん返しまで
傑作でしたッッッ!!!
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