謀略かディールか?? トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談を徹底解説!!
面白い・・・・つまり「POP」過ぎるッッッッ!
日本ではタイムラグなのか、この事態のあまりにも複雑怪奇な意味合いに対して
どう論評するのか?の様子見になってるんですが
海外でのPOLICO系チャンネルのほぼ全て!!がこの話題一色になっている
今回のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談
このサイトはなにしろ
「ポリティカルイシューこそがPOP MUSICと同じくらい2024-2025にかけてポップである」
というテーゼで様々なPOLITICOについて書いているので堂々と書いてしまいますが
この対談はめちゃくちゃ面白かったです!!!
なので日本語による現時点での最もDEEPで最も俯瞰した解説をさせてください。
目次
この対談が「謀略」だ!!と言われる理由
この会談自体が「SETUP」つまり「謀略」だと海外のメディアでは言われています
その理由をまとめると
具体的には、会談中にトランプ氏と副大統領のJDバンス氏がゼレンスキー氏に対し、ロシアとの即時停戦を受け入れるよう強く促しました。しかし、ゼレンスキー氏はプーチン大統領への不信感からこれを拒否し、安全保障の保証を求めました。この際、バンス氏はゼレンスキー氏に対し、「あなたは第三次世界大戦を引き起こそうとしている」と非難し、トランプ氏もウクライナへの支援停止を示唆するなど、挑発的な発言が相次ぎました。
これらの状況から、一部ではアメリカ側が意図的に会談を緊張させ、ゼレンスキー氏が提案を拒否するよう仕向けたのではないかとの見方が生じています。このため、今回の会談は「セットアップ」と呼ばれることがあります。
ってことなんですけど、僕は伊藤詩織監督の「BLACKBOX DIARIES」についても
ドキュメンタリー、MV、AVを含めてずーーーっとあらゆる映像コンテンツを作って来たものとして
この記事を書いたように
この対談の全編映像を見て、完璧にわかる事は
明らかになんらかのシナリオがあった。という事です。
なぜなら多くのメディアではこの対談がトランプVSゼレンスキーというストーリーで報道されてますが
これ全然違うんですよ。
3/20追記。もーーーーー本当に政治系の方々はトランプという人がアメリカでこの40年間!!!常に「ポップアイコン」であったことを全然知らなくて(泣)、この会談ってまんま2000年代にトランプを再び全米における超セレブにしたリアリティー番組「The Apprentice」のそのまま。つまりその場にいる「ルーキー」を煽って本音を出させるっていうトランプの本領発揮ってだけなんです
JDバンスという「鉄砲玉」
上に張った会談動画を見ていただければ明白なんですが
実はこの会談の「ストーリー」、起承転結でいえば「転」の部分
最も重要な部分を担ったのは、この記事で書いた
J・D・ヴァンス副大統領なんです
彼が発言したその瞬間をタイムスタンプしました
ずーーっと映像を作って来た人間からすると
このタイミングでJ・D・ヴァンスが突如として
「ゼレンスキー、おまえは何故トランプ大統領に感謝を言わないんだ!!」
とインターラプトするのは「不自然」すぎで
ゼレンスキー47歳
ヴァンス40歳
ゼレンスキーは確実に
「てめーーーーーーーーーーーに言われる筋合いはねーーよ」
と思ったし
このタイミングでJ・D・ヴァンスが畳みかけたのは
確実に「シナリオ」があったと思います。
でーーーーーーーーーーーーーーーーー!!それだけだとモロ「陰謀論」系になってしまうので(泣)
でもこの会談が持つ本来の意味について今現在どこも書いていない事を書かせていただきます
MAKE A DEAL トランプ大統領は何故50回以上そのコトバを連呼したのか?
もちろん「ディール」とはトランプ氏のレゾンデートルであり
氏の大ベストセラーとなった自叙伝の海外のタイトルは「The Art Of DEAL」
そしてこの対談でも冒頭にトランプが何度もいっているのは
私は「ビシネスマン」であり、今日もキミ(ゼレンスキー)と「MAKE A DEAL」をするために来た
といっているんです。
そしてその後トランプ氏はこれまでの政治的タームであれば「NEGOCIATE」という部分を全て「DEAL」と表現して
なんと50回以上も「これはDEALだ」と言っているんですよね
この意味が日本は勿論、海外の政治系メディアでもちゃんと解説されてないんですが
この対談で明確になったのは
ハッタリではなくトランプ大統領は全ての政治的なイシューを「金銭的ディール」と心の底から捉えていて
その意味は
どうしたら自分が大統領、っていうか自分が「代表取締役」であるアメリカの金銭的利益
そしてそれは大統領選で「MAGA」として公約した生命線なわけですが
そこに僕等としては信じられない・・・感も強いけど
完全にフルコミットしてるんですよ
トランプ大統領のDEALとは?
あまりにも様々な論点が錯綜していて誰もはっきりいわないんですけど
トランプがこのウクライナとロシアの紛争に介入して得る事ができると考えている
DEAL=金銭的利益とはこーいうことです
1. 戦争終結によるコスト削減
アメリカはこれまでに1,100億ドル以上の軍事支援をウクライナに提供しており、国内では**「戦争コストが高すぎる」**という批判が強まっています。
共和党内では、「ウクライナ支援に税金を使うよりも、国内問題(インフラ・治安・経済対策)に集中すべき」という意見が増加。
もしアメリカがロシアと直接交渉して戦争を終わらせれば、今後の軍事支援コストを削減できる。
➡ 「ウクライナを支え続けるより、ロシアと取引したほうが安上がり」
2. ヨーロッパへの負担転嫁
アメリカがロシアと交渉することで、ウクライナ支援の責任を NATO・EUに押し付ける ことができる。
トランプ氏は「ヨーロッパはアメリカほどウクライナを支援していない」と批判しており、「アメリカが手を引けば、EUがもっと負担するべきだ」と主張する可能性。
3. ロシアとの関係改善 → エネルギー価格安定
ロシアとの緊張が続くと、エネルギー市場の不安定化 が続く。
2022年以降、アメリカはロシア産エネルギー(石油・ガス)を制裁しているが、その影響で世界のエネルギー価格が高騰し、アメリカ国内のインフレを悪化させた。
もしトランプ氏がロシアと交渉して制裁を緩和すれば、エネルギー価格が安定し、インフレ対策になる。
➡ 「ロシアと交渉すれば、エネルギー価格が下がり、アメリカ経済にプラス」
4. 中国との対抗戦略
アメリカにとって最大の競争相手はロシアではなく中国。
もしアメリカがロシアと和平を結び、戦争を終わらせれば、ロシアは中国に依存する必要がなくなる。
これにより、ロシアを中国側から引き離し、米中対立でロシアを中立または親米的な立場に誘導できる可能性。
➡ 「ロシアと交渉すれば、中国を孤立させる戦略にもつながる」
このDEALによってトランプが自らの「ビジネスマン」としての根幹である
自らの金銭的利益を得る事
それは大統領として公約した「自ら=アメリカの金銭的利益を得る事」
その事に僕から見ると「えーーーーーーーーーーーーそそそそそそこなん??」と思いつつも
上に書いた内容に沿っていえばトランプ大統領は完全に「正しい」し
自らの生きる上での信条から全くぶれていないんですよね
ゼレンスキーが掲げる「人道」というディール
一方ゼレンスキー大統領が会談の最初から一貫して
(うーーーんはっきり言って彼はもちろん英語が特段得なわけではないと思うので
最初からこのことだけを言い続けようと決めていたと思いますが)
「この戦争はロシアが引き起こしたものだ」
「プーチンこそが諸悪の根源だ」
ということを主張し続けていました。
それはつまり「人道」というDEALを成し遂げようという意志なんですが
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それはNATO、ヨーロッパとなら正しいんだけど
相手はトランプでしょ???
トランプにおけるDEALとは100%金銭上であることは明らかなのに
ゼレンスキー大統領は
「相手を見定める事」
というDEALの大原則を踏み外してしまった・・・・・・・
そしてこの会見がセットアップだったという事を補強するように
まんまと「鉄砲玉」JDヴァンスの挑発に乗ってしまったんですよね・・・・・・・・
ではゼレンスキー大統領が掲げるべき「DEAL」とは何だったのか??
ゼレンスキー大統領の中で最も大切で最も正しいと思っているものそれは
「人道」
だと思います。
でもトランブ大統領そしてアメリカはもう「人道」なんていう金にならない事には
微塵も興味がない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その「イマ此処」というヒリヒリした、自分の信条が破壊される
でも、その先へ!!!
トランプという自らを「THE ART OF DEAL」と確信している
ある意味でサイコパスに対して何を提案できるのか????
ゼレンスキーはどう考えても以下のような提案をすべきだったんです
1. ウクライナのレアアース・エネルギー事業への特別参入権
提案内容:
アメリカ企業にウクライナのレアアース・天然資源の発掘権を優先的に提供する。
ウクライナ国内の**エネルギー開発(ガス・石油・原子力)**に米企業を参入させ、投資と技術供与を得る。
メリット:
アメリカにとって、レアアースを確保できることで、中国依存を減らせる。
ウクライナは資金と技術を獲得し、経済成長につながる。
トランプも「アメリカ企業のための取引」として支持者にアピールできる。
2. 米国の武器・軍事産業との長期契約
提案内容:
ウクライナが米国の武器メーカー(ロッキード・マーチン、ボーイングなど)と10~20年単位の兵器購入契約を結ぶ。
兵器だけでなく、防空システムや最新鋭の戦闘機の購入契約も含める。
メリット:
アメリカの軍需産業が莫大な利益を得られる。
トランプは「ウクライナを助けつつ、アメリカの雇用も増やす」と主張できる。
ウクライナは最新鋭の兵器を確保し、軍事力を維持できる。
3. 戦後復興プロジェクトをアメリカ企業に提供
提案内容:
戦後のウクライナの**インフラ復興事業(道路・鉄道・エネルギー施設)**を米国企業に優先的に発注する。
米国のゼネコン・建設会社(Bechtel、Fluorなど)に再建を委託し、数百億ドル規模の契約を提供。
メリット:
アメリカの建設業界にとって大きな利益。
トランプは「アメリカ企業に仕事を与えた」とアピールできる。
ウクライナは復興資金を確保し、経済回復につながる。
5. ウクライナ国内にアメリカの特別経済区を設立
提案内容:
ウクライナ国内に**アメリカ企業向けの特別経済区(SEZ)**を設置。
米企業が税制優遇を受け、ウクライナで事業を拡大できるようにする。
例えば、「ウクライナのIT産業・製造業をアメリカ資本と共同で発展させる」。
メリット:
アメリカの企業にとって投資メリットが増える。
ウクライナ経済の活性化につながる。
トランプは「アメリカ企業の新市場拡大」として成果をアピールできる。
世界はなぜトランプに翻弄されるのか?
日本でも公開された若き日のトランプ伝記映画
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
ここで暴露されるのは
「金銭的利益を最大化する」
その虎の穴的いばらの道、そんな「確率的世界観」で
生きてきたドナルドトランプという人間の根幹にある
「MAKE A DEAL」
という本質です。
それはトランプは対外的には「大統領」かもしれないけど
徹頭徹尾「ビジネスマン」なわけです。
そうした「ビジネスマン」こそがアメリカを救ってくれる!!!!
という審判が下ったことについて
ゼレンスキー大統領も、そしてNATO的ヨーロッパも、その現実に心の底から
対処していきれていない・・・・・・・
実はめっちゃ簡単なことで
ビジネスマンへの対応の最適解は
今すぐ褒めたたえる事
一択です。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな自分の心情を曲げてまで???っていうのはナイーブすぎます。
だってトランプ的ビジネスマンは「DEAL」のその先なんて全く興味がないんです。
なぜなら彼等は「今」にしか興味がないから
もしゼレンスキーを含めて、ヨーロッパ的な生への価値観を持っているなら
トランプ的ビジネスマンが鑑みない「未来」の在り方について注力し
トランプ的「イマ」を断罪して終わりではなく
「DEAL」ではない「HEAL」の成立を目指すべきなのだと思います
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません