バブルガムロックの傑作!!!! UNCHILD デビュー曲 ‘UNCHILD’ 考察・レビュー!!!!
よいですねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
コンビ解消してしまったブラック・アイド・ピルスン兄貴たち
どうなってしまうのか?!?!と思ってたんですが引き続きHIGH UPの社長&PDであるRado先生がSTAYCに続きDROPした
新しいガールズグループUNCHILDのデビュー曲が、ピルスン節大作烈の
バブルガムロック
で最高過ぎます!!!
目次
Unchildのデビュー曲「Unchild」は、ブラックアイドピルスンのRadoが2020年代に投げ込んだ、あまりにも正しい、あまりにも確信犯的なバブルガムロックである。
ここでいうバブルガムとは、ただ甘いだけの音楽のことではない。噛んだ瞬間に脳の奥で色が弾け、砂糖とプラスチックと初恋とおもちゃ箱の記憶が一気に爆発する、ポップミュージックのもっとも危険で、もっとも無垢な兵器のことだ。Radoがこれまで手掛けてきた作品のなかで、最高にPOPだった瞬間はいつも、どこかにこの“幼児性”が宿っていた。
あまりにも有名なTWICEのデビュー三部作。あれは単なるK-POPのヒット曲群ではなかった。過去のポップミュージックの記憶をかっぱらい、チアリーダーのリボン、60年代ガールポップ、テレビCM、遊園地のジングル、子ども向け番組の過剰な明るさまで全部まとめて、おもちゃの成型機にぶち込んで作り直した、歴史的なバブルガム・ミュージックだった。あの瞬間、K-POPは「かっこいい」だけでは世界を変えられないことを証明した。「かわいい」は、正しく設計されると、国家も時代も市場もぶち抜く弾丸になるのだ。
そしてそれはSTAYCでも同じだった。彼女たちを一気にブレイクさせた「ASAP」は、子どもなら毎食それだけ食べて虫歯になるような、甘い甘いキャンディーポップだった。シンセの跳ね方、フックの軽さ、声の置き方、そのすべてが“深刻な顔をした大人”になることを拒否していた。逆に、STAYCがシリアスに振った瞬間、魔法は少しだけ弱まる。なぜならRadoの本姓は、どうしようもなく“子ども”だからだ。
ここで重要なのは、子どもっぽい、ではない。
子どもであることを、もっとも高度なポップ批評として扱える人間だということである。
だからUnchildというグループ名は、完全に皮肉であり、完全に宣言である。「子どもではない」という言葉の奥で、Radoはむしろこう叫んでいる。子どもであることこそ、もっとも大人なのだ、と。シリアスな時代にシリアスな顔をすることは簡単だ。不安な世界で不安な音を鳴らすことも簡単だ。だが、世界が暗くなればなるほど、そこでガムを膨らませ、ギターを鳴らし、キャンディーみたいなメロディーを爆発させることは、ほとんど反抗である。Unchildの「Unchild」は、その反抗のためのデビュー曲だ。
曲そのものも素晴らしい。1970年代パワーポップのいちばんおいしい部分、ラズベリーズ的な甘酸っぱさ、ビッグ・スター的な青いきらめき、安いアンプから飛び出すギターの無邪気な高揚感、そこにK-POP的なフックの即効性を接着剤みたいに流し込み、合体ロボのように組み上げている。バンドサウンドなのに生々しすぎない。ロックなのに汗臭くない。ポップなのに軽薄で終わらない。まるで駄菓子屋で売られているロケット花火が、点火した瞬間に本当に宇宙まで飛んでいくような音楽だ。
子どもであることこそ、もっとも大人なのだ
そして今、この2020年代において、その方法論はただの音楽的趣味ではなく、ほとんど思想になっている。世界はシリアスにならざるを得ない。ニュースも、SNSも、経済も、戦争も、アイドル産業でさえも、すべてが大人の顔を強制してくる。もう無邪気ではいられない。もう夢だけではやっていけない。もう子どもではいられない。そんな空気が、毎日ぼくたちの肺に入り込んでくる。
そのなかでRadoは、Unchildという名前の曲で、真逆の答えを出す。
どうすればぼくたちは、子どものままでいられるのか。
どうすれば無邪気さを、現実逃避ではなく武器にできるのか。
どうすれば砂糖とギターとメロディーだけで、この時代の重力から少しだけ浮かび上がれるのか。
「Unchild」はその方法論である。
子どもであることは、未熟であることではない。
子どもであることは、世界にまだ色を塗れると信じることだ。
子どもであることは、壊れた時代の真ん中で、まだおもちゃのスイッチを押せるということだ。
Unchildは、そのスイッチを押した。
そして鳴った音は、1970年代のパワーポップの記憶をまとった、2020年代のバブルガムロックだった。
大人になれ、と世界は言う。
Radoは笑って、ガムを膨らませる。
そしてそのピンク色の風船が、世界のシリアスな顔の前で、パンッと弾ける。
その瞬間、ポップミュージックはもう一度、子どものものになる。










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