「文化の盗用」と正しいポップミュージックの違いとは? Music Boxの「Yacht Rock: A Dockumentary」
情報解禁時に第一報をお伝えしたHBOのYacht Rock、
1970-1980年代におけるAORムーブメントを主題にしたMusic Box制作
11/29に配信されるHBOのドキュメンタリー
「Yacht Rock: A Dockumentary」のTRAILERが解禁!!!!
もーーーサムネにも使っているAORの超ーーーーーーーーーーーーーレジェンドにして
不世出の天才クリストファークロス先生と
1970-1980年代における白人AOR、そしてそれの影響を受けた日本のシティポップから渋谷系にいたるまで
いまだにそのコード進行と唄メロの奇跡的ミクスチャーによって
完全に時代を超えた普遍的POPを鳴らしてしまった「what a fool believes」
ポップミュージック史におけるこの曲以前、この曲以後で完全にその世界観を一変してしまった
奇跡の楽曲を生み出してたマイケル・マクドナルド先生
の2ショットでもう号泣!!!! いわゆるAOR=YAcht rockの革命性とは
1970年代のYacht Rockのような音楽ジャンルにおいて、クリストファー・クロスやマイケル・マクドナルドがブラックミュージックの影響を取り入れ、それが黒人リスナーにも受け入れられたのは、いくつかの要因が背景にあったためです。この現象は、現代の「文化の盗用」問題とは異なる素晴らしい相互影響であり、音楽が持つ交流の力を象徴しています。
1. リスペクトと誠実な交流:
Yacht Rockのミュージシャンたちは、ブラックミュージックへの深いリスペクトを持っており、表面的にスタイルを模倣するのではなく、その精神やサウンドを理解し、自分たちの音楽に融合させました。マイケル・マクドナルドやドゥービー・ブラザーズはソウルやR&Bの影響を受けながらも独自のサウンドを作り上げ、ブラックミュージシャンと共同で音楽を制作することもありました。このような誠実なアプローチにより、彼らの音楽は文化的な橋渡しとなり、広く受け入れられたのです。
2. 音楽業界における異文化の共鳴:
70年代は、アメリカの音楽シーンで文化的な交流が進んでいた時期です。モータウンやアトランティック・レコードなど、ブラックミュージックの影響力が強まる中で、R&Bやソウルのサウンドはジャンルを超えて幅広く支持されていました。白人ミュージシャンたちがこれらの要素を取り入れることは、リスナーの多様性を広げ、異なるバックグラウンドのファン層を引き付けることにも繋がりました。
3. ミュージシャン間のコラボレーション:
多くのYacht Rockのアーティストが、ブラックミュージシャンと積極的にコラボレーションしていました。例えば、スティーリー・ダンの作品にはジャズやR&Bの優れた黒人ミュージシャンが参加し、演奏やアレンジに大きな貢献をしています。こうしたコラボレーションは、相互の才能を尊重し合い、独自のサウンドを生み出すための自然な相互影響でした。
4. ジャンルの垣根を超えたリスナーの理解と共感:
1970年代のリスナーは、多くがジャンルの垣根を越えて音楽を楽しんでいました。Yacht Rockが持つリズムやメロディ、プロダクションの特徴は、ブラックミュージックファンにも魅力的な要素が多く、結果的に多様なリスナーに広く受け入れられたのです。
という背景があり、そして近年
SpotifyやApple Musicのようなストリーミングサービスでは、ジャンルごとのプレイリストが豊富に用意されています。Yacht Rockのような独特のスタイルを持つジャンルも、プレイリストに特化することでリスナーの目に触れやすくなり、再評価につながっています。「Chill」「Smooth」などのムードを意識したプレイリスト文化という背景によりそのポップミュージックとしての革新性が再評価されてるわけですが
もっともっとこの途轍もないPOP革命については様々なコンテンツがつくられるべきだし
今後のドキュメンタリーでは僕等POP中毒者が一番知りたい
何がクリストファークロスやケビンロギンス、マイケルマクドナルドのこの時期の名曲を生み出す最大のモチベになったのか
みたいな楽曲自身にフォーカスしたドキュが見たいなぁーーーーーーー!!
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