今週の最新洋楽POP ANTHEM情報ーー!!
日本一の最新洋楽PLAYLISTを擁するターボ向後による
「POP中毒者の皆様に捧げる最新極上洋楽POP ANTHEMS」
2025年4月第2週の最新洋楽曲を今週も一気にご紹介させていただきます!
Jane Remover — angels in camo
凄いな!!!別プロジェクトである Venturingのアルバムも2月に出てるんで
今年早くも2枚目!のアルバム「Revengeseekerz」からの一曲
2022年にtrans womanとしてカムアウトしてからの加速度ヤバイ
このアルバムは、「存在しない青春映画のサウンドトラック」である。しかもその映画は上映されない。配信もない。存在しない。だけど私たちの耳の中だけで永遠にループし続ける。
ノイズ・ポップ、ドリーム・ポップ、エモ、アンビエント、グリッチ、DNB、Nightcore、Hyperpop、全部の亡霊が絡み合う。「音楽ジャンル」が、もはや記号としてしか残らないこの時代。Jane Removerはその記号たちを"カモフラージュ"する。タイトル通り、天使たちは迷彩柄を着る。泣いてるのか、笑ってるのか、戦ってるのか、わからない。
サウンドは常に歪んでいる。パステルカラーの爆撃。水彩画の爆発。ローファイとハイファイの境界が無意味になったサウンド設計。耳の内側で反響するVR空間のように全てが蜃気楼になる。
Jane Removerのangels in camoは、音楽が「誰のものか」すら問わなくなる未来のための青写真である。孤独と雑音と甘美さの全てを受け入れるその姿勢は、今の日本の音楽メディアには絶対に書けない。
なぜなら——これは「情報」ではなく「傷跡」だからだ。耳の奥にいつまでも残り続ける、デジタル時代の刺青。音楽がタトゥーになる時代、その象徴がここにいる。
angels in camo — これは「場所」なんだ
ネットに漂う「失われた町」。discordで消えた部屋。
チャットログだけが残る。スクショしたけど見返さない思い出。
Scowl – Not Hell, Not Heaven
サンタクルーズのScowlのセカンドアルバム「Are We all angels」からの一曲
サンタクルーズ。
波の音。パンク。DIY精神。失われた街の名前。
そしてKat Moss。
──"声"を持った少女。
その声は最初、ノイズだった。怒りだった。悲鳴だった。
でも今、その声は"歌"になった。
この曲は「決意の音楽」である。
怒りを捨てたわけじゃない。悲鳴を捨てたわけじゃない。
でも、それを「ただの武器」にするのをやめた音楽だ。
──これは、「自分の居場所がない全ての人間」のアンセムである。
地獄にも行けない。
天国にも行けない。
だからこそ、"声"を持つ。
Not Hell, Not Heavenは、2020年代パンクの"卒業式"である。
「怒り」と「叫び」だけでは生き残れないこの時代に、Kat Mossは"声"という名前の武器を再定義した。
この曲を聴いた後に残るのは、暴力でも、破壊でもない。
──それは「居場所のなさ」という名の、美しい孤独。
そしてその孤独を"声"に変えた人間だけが、次の時代の主役になる。
The Marías – Back To Me
まさかここまでブレイクするとは(号泣)
この曲も既に100万再生超えてるThe Mariasの新曲!!
この曲は「失った愛の残像」でできている。
でも重要なのは、それを"悲しみ"としてではなく、"美しさ"として提示していること。
──この美学は完全に映画的だ。
The Maríasの音楽はずっと「架空の映画のサウンドトラック」だった。だけどこのBack To Meは違う。これは「あなたがかつて生きた夜」のBGMだ。しかも、それはもう二度と再生できない。だからこそ音楽になる。
音は柔らかい。空気みたい。シンセが水面を撫で、ドラムは遠くで鳴る心拍のよう。ヴォーカルは"声"というより"吐息"。でもその全部が完璧に設計されている。
なぜThe Maríasはブレイクしたのか?(答えは簡単だ)
この時代に「何者でもないこと」が一番強いからだ。
ロックでもない。ポップでもない。ラテンでもない。インディでもない。
でも──全てである。
The Maríasは、2020年代最大のルールを発明した。
それは「誰にも定義されないこと」。
Spotify世代の耳は疲れている。情報過多で。
だから彼らの音楽は、"静かさ"と"間"で人を支配した。
そしてMaríaという存在。
彼女の声は「恋人の声」ではない。
「夢の中でしか会えない人の声」だ。
それこそが、彼らがブレイクした理由。
Back To Meは、音楽が「個人の夢」に回帰する時代の象徴である。
The Maríasは、その夢をプロデュースする魔術師たちだ。
彼らが教えてくれるのは一つ。
「音楽とは何か?」──それは、"戻れない場所"の名前だ。
あなたがその場所にまだ名前を付けていないなら、
The Maríasがその名付け親になるだろう。
The Waterboys – I Don’t Know How I Made It ft. Taylor Goldsmith
うわーーーこの曲は凄いッッッ!!
1983年デビュー!!のWaterboysによる新作コンセプトアルバム
「Life, Death and Dennis Hopper」についてマイクスコットはこう語っています
彼は『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンと共に青春文化というビッグバンの現場に立ち会い、若きアンディ・ウォーホルと共にポップアートの始まりを見届けた。
60年代にはカウンターカルチャー、ヒッピー、 公民権運動、サイケデリック・シーンのただ中にいた。
そして70年代から80年代にかけては、荒れ狂った10年間を突っ走り、死にかけ、蘇り、更生し、それでも瞳の輝きと危うさ、不確かさ──彼の周囲に常に立ちこめていたあの予測不能なオーラ──を決して失わないまま、年間5本の映画に出演する名脇役へと生まれ変わった。
このレコード(作品)は、ホッパーの人生だけじゃない。
「地球という惑星で、人間の魂として生きる」という、この奇妙で壮大な冒険そのものを描こうとするものなんだ。
この曲はアルバムの核である。
人生とは「よくわからないまま、ここにたどり着いてしまった旅」だ。
成功?失敗?
栄光?破滅?
そんなものは関係ない。
ただ、「まだ生きている」という事実だけが
全てを凌駕する。
それを音にすると、こうなる。
美しく、荒く、優しく、暴力的で、静かで、祈りに満ちた音。
Sophie Powers – move with me
アメリカンアイドルでのこのパフォーマンズがBUZZってて
遂に遂にブレイクしそうな彼女の新曲良いです!!!!!
イントロから爆速でわかる。
この曲は「都市の夜」の速度で出来ている。
カナダの暗いストリート。
クラブでもフェスでもない。
もっと個人的な、イヤホンの中だけの逃走劇。
Sophieの声は甘い。でも甘さは毒だ。
リズムは心拍数に同期してくる。
ベースは地下鉄。ドラムは歩道橋。
音は逃げ場のない都市そのもの。
でも──彼女は言い放つ。
“move with me"
これはラブソングじゃない。
これは「誰かと一緒にこの地獄の世界を歩く方法」の実験音楽だ。
Boyan · Nic Hanson Around The World
今週の全くノーインフォな一曲・・・
でもめっちゃよくできたFUNKY POP ANTHEM!!
Lydia Night – Pity Party
彼女の活動を日本で最初に紹介した頃が懐かしすぎるーーーーー!!
以前超ーーー可愛いキャンペーンMOVIEをご紹介した http://t.co/zvjoVKc0cf
Pretty Little Demonsの最新LIVE!! http://t.co/21Lz4ekxDA— AIAV(EX-性格良し子ちゃん) (@seikakuyoshiko) April 29, 2013
でもって日本で初! 彼女達について記事化させていただいた当アカウントですが http://t.co/20xCF6BoEU Pretty little Demonsチャンの新曲がSPIN MAGAZINEに! http://t.co/D8EwJyOfB9
— AIAV(EX-性格良し子ちゃん) (@seikakuyoshiko) May 22, 2014
そして遂に2023年ほんともーーーちょっとで完全ブレイクしかけてた
The Regrettes解散後
遂に遂にソロとしての活動スタート!!!!頑張ってほしいッス!!!!!
UNIVERSITY – Curwen
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
多分僕は彼等について日本語で一番テキスト書きましたが
遂に遂に6月20日、超ーーーーーーーーーー待望のデビューアルバム
「"McCartney, It’ll Be OK」をUNIVERSITYがリリース確定しました
あまりにも売れなさすぎそうなジャケです(泣)でもいーーんです!!
UNIVERSITYとは何か?──それは「バンド」という形式を借りた、最も遠回りな詩の実験装置である。彼らがこれまで鳴らしてきた楽曲群──それは青春の亡霊であり、ローカル線の駅名のような失われた言葉の断片であり、「もう二度と戻れない場所」のカセットテープ・リワインドである。
歌詞は常に過去形のフィルターを通じてしか存在しない。「誰もいないグラウンド」「廃校になった体育館」「夜の公衆電話」「霧雨の中の自転車」──UNIVERSITYが描く世界には、名前のない風景が無数に散らばっている。
それは"Life is VHS."という思想。
それは"Memory is Lo-Fi."という信仰。
彼らのリリックは一貫して「記憶にしか存在しないものへの執着」だ。目の前の現実はあまりにも粗雑で、あまりにも即物的だ。だから彼らは歌う。90年代のイギリスの片田舎。図書館の片隅。駅前の中古レコード屋。崩れかけた公営住宅。置き去りにされた制服。
UNIVERSITYの世界は「まだ誰のものでもない記憶」を奪い合う戦場だ。
その戦いは誰にも見えないし、誰も評価しない。だが、そこにだけ「音楽」がある。音楽が成立する。
だから彼らの最高のパンチラインはいつもこうだ。
「すべての思い出は、誰かのゴミ箱の底で光ってる」
「誰もいない夏の校舎が、最後のバンドになる」
「名前を呼ばれなかった僕たちが、世界をつくる」
──UNIVERSITYというバンドは、世界の片隅でただひたすら「存在しなかったはずの青春」を作り直すDIY宗教団体だ。音も、詩も、映像も、全てがその祈りのためにある。
それは敗者の賛美歌。
それは匿名者のための国歌。
それはローカルの、ローカルによる、ローカルのためのアノニマス・パンク。
UNIVERSITYとは、
「まだ誰のものでもない未来」を、
「まだ誰のものでもない失敗」の上に建てようとする、
世界最後のインディー・バンドである。
待ち遠しいですッッッッッッ
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