今週の最新洋楽POP ANTHEM情報ーー!!
日本一の最新洋楽PLAYLISTを擁するターボ向後による
「POP中毒者の皆様に捧げる最新極上洋楽POP ANTHEMS」
2025年4月第3週の最新洋楽曲を今週も一気にご紹介させていただきます!
TURNSTILE – NEVER ENOUGH
傑作登場!!!!
アメリカ、メリーランド州ボルチモアから生まれた爆発音のような希望。
フロントマンBrendan Yatesを軸に、Daniel Fang(Dr)、Franz Lyons(Ba)、Pat McCrory(Gt)、そして新加入のMeg Mills(Gt)が加わった現在の陣容は、もはや一つの銀河系だ。
彼らは2010年代から活動しながら、ハードコアというジャンルの殻を壊し続けてきた。
Fugaziの緊張感、Deftonesの官能、そしてBlink-182のジャンプ力までを一音に叩き込んで、
**“叫びじゃない、祈りでもない、踊る怒り”**という未曾有のグルーヴを創り出した。
2025年の春、TURNSTILEは4枚目のアルバム6月リリースの『Never Enough』の先行シングルとしてこの曲を放った。
だがこれはただの先行曲ではない。未来そのものが、ここに音になって封じ込められている。
冒頭のシンセは薄明のような音像。
何かが始まり、終わる気配。
そして、爆音のギターリフが地面を割って跳ね上がる。
Brendanのボーカルは、もはや「叫び」ではない。
“足りない”と呟くその声に、全人類の不安と焦燥が重なる。
“I’m running from myself…”
(自分から逃げている…)
これはラブソングではない。
“世界と自分自身がもう愛せないかもしれない”という絶望からの、抗いの歌だ。
Empire-Lizzie Burns
ニューヨークを拠点にするシンガー/プロデューサー/ボーカルコーチ。
だけどその肩書きに収まらない。
彼女の声は、“生きてる”という行為そのものを叫ぶメガホンだ。
「私は私の帝国を築く。瓦礫の上から。声と涙で。」
これは内なる子供と握手を交わしながら、大人になった自分が自らの王国を築く物語。
**Lizzie BurnsがLizzie Burnsに宛てた“革命の書簡”**だ。
誰でもない存在から、“私”という帝国の君主へ。
Gareth Donkin 'Monday Nights’ – LIVE FROM THE LAB (LinnDrum Cover)
日本で彼のポップミュージックに対する超ーーーーーー変態愛をお伝えしているのは僕だけですが(泣)
この最新のパフォ動画も最高でしかないでしょ!!!
The Dare – I Destroyed Disco – Live at Coachella 2025
僕はこの2024年ポップミュージック史を完全にMARKする奇跡の作品について
日本で最も優れたレビュー&評論をしたと確信しているし
「それでもミラーボールは廻り続ける・・・・
何故The Dare https://t.co/MIfGy941eZ のデビューアルバム「What's Wrong With New York?」は
ポップミュージック史を更新する奇跡の"ベッドルームディスコ"作品になることを許されたのか?」… pic.twitter.com/EyKiL0IV0S— AIAV(EX-性格良し子ちゃん) (@seikakuyoshiko) September 9, 2024
だからこそTHE DAREの「What’s Wrong With New York?」を2024年最も優れた作品として掲げましたが
このコーチェラでの相変わらずの
たったひとりでシンセだけを武器にセカイに対峙する
「孤独」と「恍惚」のこんがらがりっぷり!!!これこれこれここれこれーーーーーー
Mamalarky – “#1 Best of All Time"
2016年、テキサス州オースティン。
音楽と熱気と反骨とピザの匂いが混じるその地で、
Livvy Bennett(Vo/Gt)を中心に結成された4人組のインディーロックバンド。
ドラムのDylan Hill、ベースのNoor Khan、キーボードのMichael Hunter。
この4人が織りなすのは、ただのロックじゃない。
“全方位ジャンル越境型・遊び心マキシマリズム”サウンドだ。
この曲はこう始まる。
リズムが暴れてる。ビートが跳ねてる。ギターが笑ってる。
まるで脳内ゲームセンター。BPMも心拍数もどんどん上がっていく。
でも歌ってる内容は意外にもパーソナルで哲学的だ。
“Even when I fail, I feel like I win.”
(失敗しても、勝ってる気がする)
これ、Livvy流の自己肯定術なんだ。
完璧じゃなくてもいい。
何度でも“自分史上最高”を塗り替えていくことが、勝利だ。
UNOで負けて号泣してる自分すら愛しい。
「#1 Best of All Time」は、そんな自分をそのままトロフィーにして飾るためのアンセムだ。
Lola Brooke – Disgusted
ブルックリンはベッドスタイ、そこから現れた“ちび女王”ことLola Brooke。
本名はShyniece Thomas、だけどそのマイクネームはまさに**“火口”の名**だ。
「Don’t Play With It」で地下から世界へ。
今や彼女の声は、フェスの観客からTikTokの波まで支配してる。
だが「Disgusted」で彼女が見せるのは、ただの勝者の笑みじゃない。
**“私が何を見て、何に怒ってるか”**を、リリックで、ビートで、世界に叩きつける。
超スリックな刃物のような
ベースラインが低音の地雷原みたいに這い回り、ハイハットは蛇のように鋭く刻む。
Reefa、Aksel Arvid、Derrick Gray、Lola本人──この布陣は完全にニューヨーク流の
音像カンフーだ。
“I got disgusted, and now I’m luxurious.”
(ウゼぇって思った瞬間、私はラグジュアリーになった)
ここにすべてが詰まってる。
この曲の「Disgusted(うんざり)」は、ただの愚痴じゃない。
世界を突き放すためのジャンプ台。
嫌なやつ、舐めてくるやつ、裏で笑ってるやつ──**全部ひっくるめて“ごちそうさま”**って言って、
そのエネルギーで自分の王国を建てる宣言だ
Chloe Qisha – Modern Romance
前作の「ハメ撮りMV」も最高だった
Chloe Qisha新曲!!! ポップミュージックとはSEXのシュミレーションである
というコアを完全に彼女は理解していて、何度も言いますが彼女は絶対に化けます!!!!!
DESTIN CONRAD – KISSING IN PUBLIC
2025年をレペゼンする傑作GAY POP ANTHEM爆誕ッッッッ!!
これは“ゲイの愛”をポエムじゃなくて現実にする歌
“We kissing in public / They don’t know nothin’ bout us”
(僕らは人前でキスしてる/でもあいつらは俺たちのことを何も知らない)
この一節にすべてが詰まってる。
これは“解放”の歌じゃない。
“当然であるべき日常”を、あえて堂々と響かせることの革命なんだ。
Destinの語り口は甘く、静かで、でもその奥に**「もう隠さない」っていう切実な叫び**が宿ってる。
遠距離恋愛のもどかしさ。
視線を気にして手をつなげない夜。
そのすべてを踏み越えて、
“いま、ここでキスする”という行為に集約させてる。
「KISSING IN PUBLIC」は、
ただの恋愛ソングじゃない。
セクシュアリティ、場所、距離、すべてを超えて“好きだ”と言う権利の歌。
愛してるなら、隠さない。
視線がどうだって、気にしない。
この曲を聴いたら、
手をつなぎたくなる。抱きしめたくなる。キスしたくなる。
そして、“世界なんて知らん”って顔で、愛を選びたくなる。
👑Destin Conradはこう言ってる。
「おれはゲイの男として、堂々と愛を歌う。
その歌に、君も重なっていいんだよ」
この曲は、その許しと解放のプレゼントだ。
Mark Eitzel – Last Harbor – 2025-04-13 – Copenhagen Hotel Cecil, DK
僕はあまりにもMark EitzelのAmerican Music Clubの、というかロック史的にも最重要な奇跡の傑作「Mercury」が好きすぎて
アルバム評論をマーク姐さんに送ったら、若いころに日本に滞在した時の思い出をMAILBACKしてくれて大泣きしてたほど
マーク・アイツェルはアメリカの最も優れたソングライターの一人だと確信してますが
そんな姐さんの最新ソロアコースティックライブ!!!
またがっつりアルバムも出してほしいなぁーーー
Cortisa Star – Evil AF
欲望に高笑いし、性と怒りを武器にした音のマニフェスト
Cortisa Star、2005年生まれのトランスフェム・ラッパー。デビューからわずか1年余りで「ハイパーポップとドリルの心中現場」とも呼ぶべき音の空間を切り拓いた彼女は、この『Evil AF』で完全に一線を越えた。言葉はナイフ、ビートはグロック、フックは聖句。その一つ一つが、「女である」という選択を暴力的に祝福する破片として我々の鼓膜に突き刺さる。
「Evil AF」は、悪魔と契約したポップではない。
むしろ、「神になれない私が悪魔であろうとする」その切実な賭けそのものだ。
EP『E.M.O.(EVIL MOTION OVERLOAD)』全体に通底するのは、感情の純度を保ったまま混沌の中を疾走するようなテンション!!
「Evil AF」はその最終兵器。ポップでもラップでもなく、カルマを塗り替えるためのビートの弾丸だ。
日本最大の2025年最新洋楽リリース楽曲による洋楽PLAYLISTはコチラです!!!
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