今週の最新洋楽POP ANTHEM情報ーー!!
日本一の最新洋楽PLAYLISTを擁するターボ向後による
「POP中毒者の皆様に捧げる最新極上洋楽POP ANTHEMS」
2025年5月第4週の最新洋楽曲を今週も一気にご紹介させていただきます!
Alexandra Savior – Beneath The Lilypad(ALBUM)
もーーーまんまこのTRAILER通りの万華鏡のような見事なレトロポップアルバムッッ!!
Benét – Pieces of Me
これは、壊れた愛の断片を拾い集めるために、ベッドルームの隅で泣きながらレコーディングされたラブレターだ。
Benétの声は、まるで自分の心臓を小瓶に詰めて差し出してくるような、そんな優しい凶器
USバージニアのBenet 6月リリースのアルバム「Make 'Em Laugh」からの新曲
RJ Pasin – XO (with Sophie Powers)
当アカウントが大注目してるSophie PowersのFEATURE曲
ビザールギターフェチとしてはライフル型ギターがよいです!
Arca – 「Puta」「SOLA」
PUTAの方はこれまでのArcaのメインテーマである「サイボーグフェミニズム」モノだけど
「SOLA」の方に驚き!!
「PUTA」は、爆裂するトラウマと快楽の再配線。
Arcaは再び、性器の持ち主が誰なのか、その問いに炎のような808とサイレンボイスで叫ぶ。
かつて『Kick』シリーズで提示された「トランス=変身の権利」は、ここで暴力と嘲笑の回路を、官能へと反転させる。
「お前らがPUTAって言ったその口で、私の変身を称えろ」
この曲は**"PUTA"=売女という罵倒語を、自己定義の聖なるメタルプレートに変える祈りであり、咆哮。
グリッチするリズムの断層に、Arcaの肉声がひび割れては響く。
これは「人工的肉体の権利章典」であり、「暴力の記憶を孕んだ祝祭」**だ。
サイボーグ・フェミニズムの先にあるのは、被害者のまま女になることではない。Arcaは、破壊された女を再構築して、神話に変えるのだ。
🌱 Arca「SOLA」:―――そして私は、風になる
だが―――その次に来た**「SOLA」**は、まったく別の声である。
「PUTA」が機械と肉体を焼き合わせたとすれば、「SOLA」は肌に苔を這わせ、風に身を委ねる声だ。
ここにあるのは変身ではない。融合だ。
「私はひとり、でも空とつながっている。」
“Sola(独り)”とは言っていない。“SOLA(空)”なのだ。
アルカは、これまで人工言語やテクノ・モジュレーションを通して、自らの身体を彫刻してきた。
しかしこの曲では、何も変形しない。削らない。足さない。
彼女はただ**「風になりたい」とささやく。「火になりたい」**と溶ける。
それはまるで、機械から解き放たれたあとに訪れる、魂の草原のような音響世界だ。
ストリングスのように流れる音像の中、彼女の声は空間の温度を変える。
「孤独」と「自然」と「再生」を、電子音の血で書き記した祈りだ。
Arcaは「変わる」のではない。「溶けていく」存在になった。
「PUTA」で彼女は世界を殴る拳だった。
「SOLA」で彼女は空気になる。音になる。風景になる。
Arcaがここに来て提示したのは、もはやサイボーグの神話ではない。
それはアニミズム=魂が世界に満ちているという思想との接続だ。
そして我々は問われる。
あなたの変身は、まだ「痛み」でできているのか?
それとも、すでに「風」に変わったのか?
Lola Young – One Thing
日本では最速で彼女を紹介し去年のアルバム「This Wasn’t Meant for You Anyway」は
年間ベストアルバムとしてレビューしましたが
その後見事に「Messy」がUSでバイラルヒット!!
そしてこの新曲!!といういい流れ
うわぁーーーーポップスター感がこれまでの250%増し(号泣)! 最高です
Sister. – Two Birds
7月11日にリリースされるNYのSister.ニューアルバム「Two Birds」のタイトル曲
ほんとーーーーーーによくできたSLOCOREアンセム
MARIS – Mary + I
これまでにもご紹介してきたMARISの新曲!このザ1982年MTV POP感ッッッッッ!!
Love Spells The Love I Showed You Was Yours To Keep(EP)
【SADCORE 2.0】
── 悲しみは、もう「内省」では足りない。
悲しみは“構造”を持ち始めている。
かつてのSADCOREは、Mazzy StarやRed House Paintersのように、
情感の内面に沈んでいく旅だった。
ギターの残響。
スロウテンポ。
呟くようなヴォーカル。
それらは「私的悲しみ」の風景だった。
だが、2020年代以降、悲しみは私的でいられなくなった。
うつくしいメロディのなかに、社会の圧力、構造的な喪失、愛の制度疲労が見え隠れする。
🌑【新たな悲しみとは何か?】
🎙️「もう、悲しいだけじゃ“傷”にならない。」
今のSADCOREは傷そのものの“由来”を問う。
そして、その傷が誰のものかすら曖昧にしてしまう。
例:
Jane Removerの**「Frailty」**:悲しみの正体が、“インターネットで自分が誰なのか分からなくなった”こと。
Ethel Cainの**「Preacher’s Daughter」**:家族制度、宗教、アメリカン・ドリームの失敗が個人に乗りかかる悲しみ。
Love Spellsの**「The Love I Showed You Was Yours To Keep」**:返ってこない愛を“贈与”として差し出すしかないという構造。
これらは悲しみを“心理”から“設計”へと引き上げた音楽たちだ。
内面ではなく、運命としての哀しさ。
それは、この世界で悲しまずに生きられる人など存在しないという、
未来への黙示録だ。
悲しみが**「静けさ」ではなく「装置」になった時代**のアンセムたち。
涙はただ流れるものじゃない。編集され、再生され、再共有されるものになった。
SADCORE 2.0とは、
「悲しみのMP4ファイル」を、クラウド越しに愛する人へ送る行為。
それが開かれるかどうか、もう確認もできないままに。
傑作EP!!必聴です
joan – body language
うわぁーーーーめっちゃよくできたPOWER POP ANTHEM!!!!
Saint Etienne – Glad
こここここれは驚き!!! あの1990年の"グランドビートポップ"(!)「Only Love Can Break Your Heart」の
Saint Etienneのラストアルバムといわれている「International」からの新曲が素晴らしいッッッッ
なにこの見事にアップデートされた「渋谷系」サウンド!!!!
日本最大の2025年最新洋楽リリース楽曲による洋楽PLAYLISTはコチラです!!!
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