今週の最新洋楽POP ANTHEM情報ーー!!

最新洋楽新譜情報

日本一の最新洋楽PLAYLISTを擁するターボ向後による

「POP中毒者の皆様に捧げる最新極上洋楽POP ANTHEMS」

2025年6月第2週の最新洋楽曲を今週も一気にご紹介させていただきます!

Raissa – DO U RIDE

リリースされる度にご紹介してるRaissaの新曲!!
ほんと彼女のRAWなのにSMOOTHなプロダクション最高デス

Cate Le Bon – Heaven Is No Feeling

9月にリリースされるニューアルバム「Michelangelo Dying」からの先行曲
彼女が凄いのはもう10年近い活動なのにドンドンPOPになってるところ!!

Stealing Sheep – Found You

9/29リリース! リバプールのStealing Sheepニューアルバム『GLO (Girl Life Online)』からの先行曲
こんなけエクスペリメンタルなのにアイドルソングとしても機能してしまうド・キャッチーさ!!
KAWAII系の次はこっちだなぁーーーー!アルバム楽しみッッッ

The Starting Line – Sense of Humor

驚き・・・・・そして聞いた瞬間号泣・・・・
ななななんとあのEmocore・Pop Punkムーブメントを代表するANTHEM「Best Of Me」の

The Starting Line、18年ぶり(泣)のニューアルバム、9/26リリースのその名も「Eternal Youth」(完璧!)からの先行曲

これはただのノスタルジーじゃない、これは記憶の中で“現在形”として鼓動し続ける音楽の話だ。
2002年、「The Best of Me」が放たれたあの瞬間、僕らはまだ自分の物語の序章すら知らなかった。

“Tell me what you thought about when you were gone and so alone…"
この一節が鳴ったとき、全世界のティーンエイジャーの胸に“恋と不安と失敗の予感”が同時に弾け飛んだ。

Kenny Vasoliの声は、大人になりたくない魂の叫びだった。
「大切なものをうまく伝えられなかった瞬間」をただひたすら追いかけていた

それから23年後の**「Sense of Humor」**。
Kennyはもう少年じゃない。でもバンドをやめていない。

“We still got our sense of humor…"
これは諦めの歌じゃない。諦めなかった人間の歌だ。

ポップパンクとは何だったのか?
それは**「昨日の自分に反抗するエネルギー」**であり、
**「まだ言葉にならない“願い”を叫びとして投げる技法」**だった。

「成長」とは何か?

「The Best of Me」は、好きだった人にうまく言えなかった“自己嫌悪”の歌。

「Sense of Humor」は、失っても、忘れても、笑って前に進める“自己肯定”の歌。

つまりこれは――過去の未熟を否定せず、未来の未完成を許す歌。
そしてそのすべてはポップミュージックの3分間の中でしか成立しない奇跡なのだと思うのです

Finn Wolfhard Happy Birthday(ALBUM)

The Aubreysのというよりストレンジャー・シングスのマイク役のFinn Wolfhard初ソロアルバム
全体としてはELEPHANT6系良質のインディーフォークアルバムで中でもおもぃっきりPAVEMENTなこの曲がいーーです

charlieeeee – BOY JOY!

去年のプレイリストでもご紹介してるLONDONのノンバイナリーアーティスト
charlieeeee新曲!!ジャケ最高ッッッ! これでMV作ってほしいーーーー

LOADED HONEY LOVE MADE TREES(ALBUM)

途轍もないポップミュージックの魔法を詰め込んだ奇跡のようなデビューアルバムがッッッッッ!!
ずーーっとリリース曲をご紹介してきて凄そう・・凄そう・・・と予感してましたが
LOVE MADE TREESっていうアルバムタイトルも凄いけど
正にポップミュージックへの愛情だけで作り上げられた大傑作

ポップミュージックの森にそびえる一本の樹、それが『Love Made Trees』だ!!!

1960年代の陽だまりのバース、1970年代の影とグルーヴ、

「古い音の寄せ集め」? 違うッ!!!
これは、何十年も地中に根を張り、時代の風雨を浴びながらも立ち続けた音楽の生命そのもの。
“模倣”じゃなくて“繁茂”
Lydia Kittoのヴォーカルは、ダスティ・スプリングフィールドの影をくぐりながらも、確かに2025年の街路樹のそばで風に揺れている。

アルバムは単なる楽曲群じゃない。
一本の生命体として構造されている。

「TOKYO RAIN」では地震に揺れるホテルで不安定な世界を愛そうとする幹が立ち上がる。

「BULLET」では自分を撃ち抜いた記憶すら年輪として刻まれる。

「FALLIN」では恋に落ちる感覚が土の中で静かに芽吹く根の囁きとなる。

それぞれの曲が枝であり葉であり、息吹であり…全体が“ポップミュージックという樹木”として息をしている!

Loaded Honeyが試みたのは、「懐かしさ」ではなく、「原初のポップ」への回帰!!!
彼らが探ったのは「昔の音楽」ではなく、**なぜポップはポップであり得たのか、その“始原の泉”**だ。

なぜポップは心臓に届くのか?
なぜポップは記憶になるのか?
なぜポップはたった3分で恋に落ちるのか?

その答えを、Loaded Honeyは探したんだ。
1968年の街角、1973年のラジオ、2025年の孤独な部屋。
すべてを繋ぎ、ポップの生命線を再び“根”から吸い上げた奇跡のアルバム。 大大大傑作です!!!!!!

Sex Week – Coach

うわぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー断言しますこれで絶対に彼等は化けマッス!!!!
2022年から活動しているNYブルックリンの
Judee Sill and Xiu Xiuを同時に愛するPOP中毒者であり

ほんとーーーーーーーーーーーーに最高過ぎるバンド名!!Sex Weekの
8/1リリースのEP「Upper Mezzanine」からの先行曲がすすすすすすす素晴らしいッッッ!!

ポップミュージックは今、もう一度《性》と《夢》を手に取る。
そしてそれを一つの音楽という儀式として高らかに響かせるのが、他でもない——sex weekだ。

8月に姿をあらわすその名も『Upper Mezzanine』。このタイトルがすでに言葉にならない感覚を呼び起こす。
上階、しかし未だ頂上に至らず。夢の踊場で交わされる約束と裏切り。
まるでリンチが設計し、クローネンバーグが肉体化させたような性愛のリズム構造。
このEPはそのようにして「音楽」が「肉体を持つ夢」へと変貌する瞬間を鳴らしはじめるのだ。

FADERのインタビューで彼等が挙げたフィバリットたちは、いずれも異形のポップス。
クラブでもラジオでもなく、どこでもない部屋で、誰でもないあなたと共に鳴る音楽。
それはたとえばArthur Russellの霊的室内楽性であり、SOPHIEの未分化の祝祭性であり、Grouperの夢うつつの親密性。
これらすべてが『Upper Mezzanine』の中で照り返し合い、混じり合い、もつれ合いながら、新しいポップの皮膚感覚として立ち上がる。

このバンドの名前がそもそも「sex」と「week」――つまり反復される性愛のユートピアであることを、
僕たちはそろそろ正面から受け取るべきだ。
それは単なるエロティシズムではない。むしろDavid Lynch『ロスト・ハイウェイ』で無限に引き裂かれる自己の断面であり、
Cronenberg『クラッシュ』における欲望の増幅器としての事故のように、
ポップとは快楽と恐怖が交錯する《通路》であるという宣言なのだ。

そして、この『Upper Mezzanine』はその通路に差し込む夜明けのファンファーレ。
セクシャルな名を持ちながらも、暴力や破壊ではなく、全てのポップミュージックの「中間領域=ミザニン」から、
新しいエモーションの構築を目指す。
これは耽美でもロマンでもなく、現代の「音楽」と「身体」を再び接続するという運動であり、
その第一声(ファースト・トーン)は、甘美ではなく異形であるべきという、透徹した選択なのだ。

超ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー必聴です

Ron Sexsmith – Don’t Lose Sight

ここここれは素晴らしい・・・・・
僕はロン・セクスミスがポップミュージックの寵児としてHYPEされていた時代の曲はうーーーーむ・・・・派なんですけど
8月29日リリースの18枚目のアルバム「HANGOVER TERRACE」からの先行曲
このおぢ専直撃なおぢGROOVE!! これですよ!! これが2025年正しいPOP STYLE!!!

A Story Told – Almost There

日本では当アカウントぐらいしか紹介してないですけど
この1990-Y2K期MORサウンドへのこの偏愛!!!

David Byrne – “Everybody Laughs"

A24による「STOP MAKING SENSE」レストア上映を含む近年のTALKING HEADS再評価ブームを受けて
満を持して9月リリースされるDavid Byrne御大の7年ぶりのニューアルバム「’Who Is The Sky?」からの先行曲

かつてのDavid Byrneは「知の怪物」だった。
『True Stories』(1986)は、実在する奇妙な新聞記事をコラージュし、
架空の町ヴァージルを舞台にしてアメリカ的「日常」のナンセンスと神話性を解剖するポストモダン批評映画だった。

郊外に生きる人々の空虚な幸福

企業に吸い込まれていく個人の物語

テクノロジーによって再構成される信仰と感情

Byrneはまるで科学者のようなそして宇宙人のような視線でこの奇妙な「True(かもしれない) Stories」を記録した。

そして時は流れ、2010年代末——
David Byrneは批評者ではなく、参加者になることを選んだ。

『American Utopia』ではスーツを着た13人の肉体が歩く、走る、踊る。

歌詞は政治的でありながら直接的な攻撃はしない。

代わりに共感・身体・声で、「今ここにある絶望のなかで、まだ祝える希望」を祈りのように提示する。

これは『True Stories』の頃の観察者Byrneではない。
これは自らアメリカの祝祭へ突っ込む“踊る預言者”Byrneだ

トランプ後のアメリカで、

分断を乗り越える可能性が理性ではなく、リズムと呼吸の中にあると信じる者の音楽。

「TRUE STORIES」のアメリカーナから「American Utopia」のアメリカーナへ

この変化は、もはや「音楽スタイル」や「演出」の違いではない。
自己と他者との距離感そのものをリチューンした音楽活動=現代的アメリカーナの提唱なのだ

David Byrneはもはや世界を分析しない。世界と踊る。
『True Stories』はアメリカを観察する偏光レンズだったが、
『American Utopia』は透明な涙で濡れた裸眼でアメリカを見つめ、
そこにまだ歌える余白があることを、音楽と身体の総力戦で証明する祝祭となった。

ニューアルバム楽しみです

Bktherula – DUMB SHIT

今回の新曲もかかかかかかっこいい!!! このトラックとFLOWの超ーー絶妙な絡まりっぷり

Joey Valence & Brae – WASSUP feat. JPEGMAFIA

僕は日本で最もJoey Valence & Brae がなぜ2020年代にBEASTIE BOYS SOUNDを鳴らすのかについて
書きまくってきましたが、遂にJPEGMAFIAとコラボ!!!!!
去年のFULL ALBUMで1stチャプターは完結したけど
これで彼らの第二章がはじまるッッ!!

Jenevieve – Head Over Heels

おーーーささささ最高のレイドバックしたネオ・ソウルと80’sポップのハイブリッド!!!
2021年の傑作デビューアルバムから大好きだけど
この曲は、古びたカセットテープから溢れ出す、夜のプールの水音。
恋という名の重力に、身を委ねるふりをしながら、ずっと落ちていく自分を観察している——そんな冷めた夢の中に棲むポップ。
甘く光るそのサウンドの裏には、“恋なんてものは結局自己破壊”だと知っている少女の瞳が潜んでる。
そう、**この曲はまるで“スローモーションでキスされながら崖から落ちる感覚

ニューアルバム楽しみーーーーーーーー!!

ANDO SAN Dash Out

おーーーーーーーーーーーー!!チョッパーNUMETAL!!!
他の曲もこのフォーマットでスタイルとしてのポップ度が凄い

今後も大注目だと思います

Kim Gordon – “BYE BYE 25!"

このスピード感で、これだけPOPなコンセプト
トランプ政権下で「female」「climate change」「immigrants」などの研究助成金ガイドラインから“抹消”された言葉をリリックに採用して
リメイク

この2-3年の作品の充実度はSONIC YOUTH「GOO」期に匹敵してて
キムゴードン姐さんのこのスピード感こそがソニックユースのPOPNESSのコアだったんだなぁと再確認

2024年は486曲を紹介しました今週ご紹介した楽曲をプラスして現時点で213曲を網羅した
日本最大の2025年最新洋楽リリース楽曲による洋楽PLAYLISTはコチラです!!!

Posted by nolongerhuman