「恋」と「愛」を繋ぐグルーヴ Olivia Dean傑作2ndアルバム「The Art of Loving」レビュー!!
先行曲を何曲もご紹介しつつ、この2ndは凄いアルバムになるぞーーー!!とメチャクチャ待ち遠しかったんですが
キターーーーーーーーーーーー!! Olivia Dean傑作2ndアルバム「The Art of Loving」がリリース!!
僕にとっての「大人の女性」像を体現してるOlivia Dean 様のニューアルバム
「これは愛? それとも恋?」「あなたに触れたい、でも心は逃げたがってる。」
そんな**“Something In Between”**の一節が全アルバムの魂を撃ち抜いている。
そう、これは“愛”と“恋”の、その間にしか存在しえないセクシャルな感情を、音に変換した作品
全曲がR&Bの骨格を持ちながら、ソウル、UKジャズ、90sヒップホップ、ネオ・ソウル、さらにはゴスペルまでも引き寄せる。
だけどジャンルなんてどうでもいい。このアルバムのすべては、「近づきすぎて壊れる/離れすぎて忘れられる」その狭間の感情の動きを表現するため
あらゆるPOP MUSICのグルーヴが動員される
リズムはゆらぎ、ビートは重く、コーラスはまるで誰にも言えない秘密みたいに滲む。
恋が始まる瞬間ではなく、恋が終わらなかった時間たちがここには詰まっている。
誰かに「好き」と言われて嬉しかった夜、でも翌朝LINEが来なかった朝。
好きだって言ったはずなのに、それが一番傷つける言葉になる瞬間。
Oliviaはそのすべての“間”を知ってる。
彼女の声は温かくて、でも冷たい。優しくて、でも痛い。
それは彼女自身が、“恋に落ちるという痛み”と“愛し続けるという孤独”のちょうど真ん中を歩いてきたからなのだ
収録曲 “Man I Need”——
🎙️ “Talk to me / Talk to me / Talk to me…”
彼女は言う。「話して」と。
だけどそれは文字通りの会話じゃない。
肌で、目線で、沈黙で、身体ごと交わされる会話のリズムを求めている。
Olivia Dean にとって「愛するということ」は、情報のやりとりじゃない。リズムのやりとりなんだ。
愛はコミュニケーションじゃない、**シンクロニゼーション(同期)**だ。
「こう言ったから、こう返してね」なんてLINEの論理じゃなくて、
声と息と動きと沈黙が、ひとつの波となって交わる瞬間こそが彼女の“Art of Loving”なのだ
だからこそ彼女は言う:
🎙️ “Man I need…”
「言葉のわかる男」じゃない、「響き合える男」を、私は求めてるの」と。
“Man I Need”のコード進行、メロディー、リズム構造にはスティーリー・ダンのDNAが埋め込まれている。
だけどOliviaの声は、その70年代の構造に2020年代のフェミニンな欲望を流し込む。
これは音楽的アクティビズムだ。
「私は会話がしたい。体で、心で、同時に」
そう主張する彼女の歌声は、愛という行為をただのロマンスから、知性と官能のアートへと昇華させている。
The Art of Loving = 響き合うこと、混ざり合うこと
そういうチャーミングな女性達を「おとなの女性」というのだと思います。
傑作!!!!









ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません