ITZY WANNABEでカムバ! IT’z MEで遂に日本デビュー???の理由
・何故WANNABEにはユーロビートが導入されたのか?それはつまり・・・
について書いています
つつつ遂にICYから八ヶ月ぶりのカムバ!!!
ITZYが2nd EP「IT’z ME」からWANNABE(読み方 ワナビー)をリリース。
2020年の彼女達を大胆予想しながら
WANNABEを速報レビューします。
イェジちゃんが「MY LIFE!」とシャウトした時のこと言いますね
KPOPルネッサンスは第二章へ突入した!!と言えるくらい
歴史的な瞬間だったわけで今回の新曲もめちゃくちゃ楽しみだったんだニャー!!
目次
ITZYが体現したPOP MUSICの奇跡
上でも触れて、更にまた言っちゃいますが
というのは2015年がKPOPルネッサンスだったって事も
ほとんど音楽メディアが伝えない様に
この重要な転換期について最も詳しく書いてあるのは
「無敵の人3.0」ですので是非ご一読を!!
“あの瞬間"の重要性について誰もちゃんと説明しようとしないんで
また書くしかないんですが
ホントーーーーーーに去年のITZYのデビュー曲「DALLA DALLA」と「ICY」は
ポップ・ミュージックの歴史に残る「完璧なPOP ANTHEM」でした!!
何によってポップミュージックと言うARTフォームが成立するか?については
これまでも書いてきましたが要は「編集力」
その時代の最も最先端のダンスグルーヴによって
メロディーをコトバを再編集する能力の高さこそがイコール「POP」であることの本質で。
とにかくこの50年間に発生したあらゆる音楽スタイルをこれでもかと言うくらい
まるでおもちゃ箱をひっくり返した様にばら撒いてなお
その途轍もない情報量を女の子の女の子による女の子のためのバブルガムポップと言うコンセプトで
再編集し切ったIZTYの曲は完全に去年2019年のKPOPを代表するものだし
そんなホントウのPOP MUSICだけが持つ知性と暴力性と美しさと刹那を
完璧にキャプチャーしたのが「DALLA DALLA」の1分49秒でのブレイクにおける
イェジ嬢の「MY LIFE!」と言うシャウトでした。
POP史に残る圧倒的アンセム「DALLA DALLA」「ICY」
ポップ・ミュージックはこれまでにもそんな奇跡の様な一瞬を
何度も産み落としてきました。
THE BEATLESが「(SHE LOVES ME) YEAH! YEAH! YEAH!」とシャウトした瞬間
SEX PISTOLSのジョンライドンが「アナーキーインザUK」で「I AM AN ANTI-CHRIST」と吐き捨てた瞬間
Justin Bieberが震える声で「What Do You Mean?」と囁いた瞬間etcetc
それら歴史的な瞬間と同じくらいの意味をイェジ嬢のあのパフォーマンスは持っていたのです。
僕は「MYLIFE!」のパートだけを100回リピートして延々聴き&見続けられる
自分専用のMOVIEを編集して一時期は完全にそれしか聴けない&見れない!!
くらいひたすらハマり、自分でもあのパフォーマンスを真似してみる度に
TIKTOK系ユルさとは真逆の「寄らば切る(KILL!)」感200%のキレキレ度に驚愕・・・
そして続く二作目の「ICY」!!
当初いい意味でも悪い意味でも御大JYPの餅ゴリ社長が楽曲制作に関わると言う事で
どーなるか!?!?!?ドキドキものだったわけですが
蓋を開けたらThe J.B.’s直系の70年代FUNKを見事に2020年代向けにアップデートした
信じられないくらい素晴らしいGIRLIE POPの見本の様なポップアンセムで
あの音の魔術師と言われ、数々の女の子アンセムを手がけたフィルスペクターが
もし生きていたら絶対にこー言う曲を作ったに違いないとか確信したくらい
MVでのユナ嬢のICYでSWAGなプレゼンスに震えると共に、
こんな傑作を二連発でリリースしてくれたことに感謝の意を込めて
餅ゴリ社長の新曲「FEVER」をも鬼リピしてしまいました。
驚きのユーロビート曲「WANNABE」とは?
そして正に2020年に突入しての待望の新曲となった「WANNABE」
何と言っても驚いたのは「ユーロビート」の大量導入!!
実は前作「ICY」のココでもユーロビートは使われていたわけですが
この唐突にぶっこまれる感じは楽曲制作に参加した餅ゴ・・・いやもうそろそろちゃんと
お呼びするとパク・ジニョン社長の「お遊び」みたいなものだろうなぁーと思っていました。
ところが今回の「WANNABE」はサビでがっつりのド・ユーロビートな哀愁メロディーが炸裂!
ちょっとお勉強的になってしまいますがこの「ユーロビート」と言うジャンルは
昭和から平成にかけて謎に日本で異常なほど人気があって
今や泣く子も黙るエイベックスが人気レコード会社へ急成長を遂げたのも
ユーロビートのコンピレーションを死ぬほどリリースしていたからですし
ちよっと前にDA PUMP復活を象徴する曲としてヒットした
「U.S.A」も原曲は1992年のユーロビート曲です。
今まで新しい時代のポップ・ミュージックとして2020年代のためのアンセムを
鳴らしてきたIZTYの前二曲と比べるとこのWANNABEは強烈に昭和・平成感がします。
これは一体どう言う事か!?!?!??!めちゃくちゃ考えました。
もう結論はこれしかありません
このWANNABEでITZYは遂にイルデ、日本デビューするのだろうと言う事です。
それほどこのWANNABEは和風だしサビメロはもうほとんど日本語詩のために作られてるといって
いいくらいJPOPなのです。
そっかぁ・・・・・・・僕としては最新型でプログレッシブで今を生きる女の子の女の子による
女の子のためのアンセムだったDALLA DALLAやICY路線で日本でも暴れて欲しい!!
と思ったりもしますが今のJYPの日本戦略を俯瞰して考えると
うーーーーーーーーーーーーーーん・・・この路線になるって事かなぁ・・・・うーーーーーん、と。
まとめ IZTYが手に入れた自己肯定感、その先へ
「ワタシ(ME)」三部作といってもいいくらい
DALLA DALLA ICY WANNABEとITZYの曲のテーマは
一貫して「自己肯定感の獲得」でした。
もちろんこの20年間のFEMALE POPSにおいて「I LOVE ME」は主要なテーマだったので
ITZYもその系譜を継ぐものとして捉える事もできますが
本屋にいけばほとんどの自己啓発本のテーマは肯定感
YOUTUBEでもDAIGO氏から鴨頭なんちゃら氏までやはりメインの語りは自己肯定について
それは逆に言えば令和時代、多くの人たちが「私とは何者なのか?」について
自問自答をしている、自らの自己肯定感の低さに苦しめられていると言う事でもある時代に
登場したITZYは宿命的にMEについて歌わなくてはならなかった。
なぜなら自分たちのいる時代から逃げた瞬間POP MUSICは死ぬからです。
そしてITZYがとんでもなかったのはこれは奇跡なんですが
デビュー曲において既にそんな時代との戦いに勝ってしまった!!!!
何度も言います、DALLA DALLAでのイェジ嬢の「MY LIFE!」は
コロナウイルス以上に殺傷力の強い
正体不明の「生きづらさ」というウイルスが覆っている世界で
まるで映画「ジャンヌダルク」でミラ・ジョヴォヴィッチ演じるジャンヌが叫んだ
「FOLLOW ME!」と同じだけの勇気を僕らに与えてくれる究極の雄叫びでした。
でも僕はこのブログでは何度も書いている事ですが
女の子にはおんなのこにしかできない世界との戦い方があると思います。
男の子には絶対できない究極の戦略、それは
「ワタシなんて狭っ苦しいペルソナどうでもいいわ」です。
これは思いっきり偶然だと思いますがWANNABEのMVでリア様が
テーブルの上でふざけまくるカット、これは伝説のガーリーMOVIEと呼ばれている
傑作「ひなぎく」のこのシーンに酷似しています。
「ひなぎく」の主人公マリエ1とマリエ2の行動原理、それは
「楽しい事ならなんでもしてみたい」です。
そこには一貫性はない(ように見える)し、思想もない(ように見える)し
楽しいことをしようとする気持ちを縛る「ワタシ」さえもありません。
でも彼女たちは圧倒的に美しいし圧倒的に自由である事によって
世界との戦いに勝ってしまう。そして彼女たちの自由を「死」さえも奪うことはできない。
これは女の子の女の子による女の子のための究極の戦い方なのです。
そんなイメージとリンクするWANNABEのシーンを見た時
僕にはITZYの次のテーマが見えたような気がしました。
果たしてWANNABEは日本デビュー曲となるのか?と共に
この記事のITZY大胆予想は果たして・・・・・・・・・・・
今後の展開をご期待ください!!!
今回も記事を読んでいただき誠にありがとうございました。
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