VIVA LA ELRIS! 新曲「JACKPOT」徹底解説。美少女達が恋のハスラーに!!

XR脚本とKPOPelris, jackpot


ALL IN!! 全部ELRISに賭けたぁーーー!

この記事では・美少女グループELRISは何故今まで「楽曲を立て」られなかったのか?
・新曲「JACKPOT」でELRISが生まれ変わった理由
について書いています

前作「SUMMER DREAM」からまさかマサカのほぼ2年ぶりの
FULLカムバ曲となったELRIS「JACKPOT」が素晴らしかったので
この曲でようやくKPOPという魑魅魍魎の
ポップカジノへ参戦してきた感がある
ELRISに関して速攻エントリーします。

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沙奈絵ちゃん

ELRISチャン達ってMonotreeやVIXXのRAVI씨をはじめ
デビューから錚々たる楽曲制作者がかかわっているのに
何故かずーっとJPOPっぽいんですよね
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人間失格

だから逆に「アイドル楽曲プロデュースとは??」の物凄いサンプルでもあって
その辺も解説しようと思うんだニャー

ELRISは「お姫様」?でもそれは・・・・

上でも触れましたけどELRISっていうのは
本当に不思議なグループでメンバーのスキルは高いわ

みんな美少女だわ

バラエティースキルもありーの

なのにELRISとしての楽曲が何故か「立たない」・・・・
どーーしてこの制作メンツで10年前のJPOPアイドルみたいな曲
ばっかになっちゃうんだろう??と。
このブログではお馴染みですがPOP MUSICにおける
アイドルポップスの面白さも難しさも一番の所は
「演者とプロデューサー」の関係にあって

何度も言ってますが制作者側のコンセプトとやらを
お人形のようにこなす関係性はもうPOP MUSICとして論外なんですが

 

じゃあ逆に演者をお姫様の様に扱って箱入り娘的にプレゼンスしてもダメなんです。
「あれー?!?!ずーっとこのブログではおんなのこそのものの在り様
を楽曲として実体化するのがアイドルポップスって言ってたじゃん」
と思われるかもしれませんが、演者である女の子達そのものを捉える事と
お姫様のように扱う事は別物なんです。

どこまで僕等はELRISに近づけていたのか?

女の子そのものを捉えようと思ったら「中」へと入らなくてはならない
お姫様の様に扱うならそれは偽の優しさでイコール中へとは入らないって事
僕はELRISのスタッフは彼女達の内面へと立ち入る事をためらっていたと思います。
それは事務所にとって初のガールズグループという事情もあったんだろうなぁ・・
と思いつつ、彼女達は「お姫様」にされてしまったと思います。
1stの「We First」も2ndの「POW WOW」も3rdの「SUMMER DREAM」も
めちゃめちゃポジティブに捉えようとすると「お姫様三部作」と言いたいですが
じゃあ何故そのお姫様感が「楽曲として立たない」かというと
彼女達の中にあるほんとうの「お姫様面」、女の子なら
誰でも持っているその「残酷な夢」の側面をメンバーの中から
引っ張ってくるのではなくて借り物でやってしまっていたからなんですね。

だからどうしても楽曲がそうやって偽のプリンセスを大量生産してきた
JPOP的になってしまう(泣)・・・・・・
ELRISは自分たちのYOUTUBEチャンネルで定期的に様々なMOVIEを
出してくれているのでそれを見ていると
あぁーーーユギョン様のここ!!このエルサ感使えるじゃん
おーーーカリンちゃんのアナっぷり!ここ使える!!
とかおもしろいです。外側からみてもそのあたりダダ洩れってるわけなので
ELRISの制作陣には踏み込む勇気さえあればほんとうの「お姫様」POPを
やれたはずなのです。

ソヒ嬢という最終兵器の活かし方

とここまではこれまでのELRISのリリース内容に沿った場合で書いてきましたが
実は僕がELRIS関連の音源で一番「これじゃん!!」と思っていたのは
プレデビュー時にリリースされたソヒ嬢の「SPOTLIGHT」です

この超ーーSMOOTH CRIMINALなR&Bグルーヴと
SOHEE嬢のパフォーマーとしての「キャラ立ち」っぷり。
ずーっと彼女はELRISのセンター&メイン立ち位置なわけですが
あまりにもこの曲での彼女のプレゼンスとELRISの曲はほぼ真逆・・・・
センターにしてるんだったらどーしてここへ行かないの!?!?!
とずーっと思っていたわけです。
ところが2018年に突如リリースとなったなんとBol4制作による
ソロシングル「HURRY UP」でも一番素晴らしいのは
ダンスシーンのところなんですが全体ではイマイチ焦点が合わず

そしてELRIS本体のリリースはされなくなり
しかも去年2019年の暮れに配信された「MISS U」は曲もMVも
ヤバい・・・・エエエELRISが解さ・・・と思ってしまうくらいの
ラストシングル感満載で僕はお正月に神社へ行って
ELRISのカムバをお祈りしてきてしまいました。

遂にKPOPというポップゲームに参戦するELRIS

そこへ新メンバー二人投入という荒業と共に電撃カムバ!!
これですよ!! これをずーーーーーっとやって欲しかったんですよ!な
POP ANTHEMが怒涛の3連発。
完全に「SPOTLIGHT」モードなソヒ様をメインに据えた
「THIS IS ME」と「INTRO」も

 

そして唸りまくるベースラインとCHOPPEDされたスニペットで
埋め尽くされためちゃくちゃ情報量の多いトラックのスピード感が最高の
タイトル曲「JACKPOT」も
遂にELRISが2015年以降KPOPが取り戻したPOP MUSICの法則に
乗っ取った正しく「POP ANTHEM」である音を鳴らしていて素晴らしいです!

ようやく制作側はソヒ嬢のそのままを音にする事への躊躇いを
やめたのだと思います。
その解放感はELRISの音が捉えるポップ射程を確実に更新しているのです。
そして今後彼女達はあらゆるメンバーのそのままを
楽曲に落とし込んでいく事ができるはずで楽しみでしょうがないです。

ただMVがこれGWSNやGUGUDANもやってるAUGUST FROGSでいつも曲の情報量に対して
映像の情報量が少ないんですよね・・・彼らが得意なHIPHOPのMVならそれでいいんだけど
アイドルのMVだとちょっと「足りてない」と思います。
「恋=ギャンブル」っていう曲なんで下のようなギャンブル映画的弾け方で作って欲しかったぁーー!!

 

まとめ


ギャンブルの極意とは「今を生きる」事だといわれます。
過去を引きずってテーブルに座れば疫病神がほほえみ
引き際を間違って欲をかけば勝利の女神は欠伸をする
恋に生きる女の子とはどんなギャンブラー達よりも今を、
その一瞬の刹那を生きる生き物だと思います。

お姫様から恋のハスラーへとメタモルフォーゼしたELRISは
今後もっとXRな無軌道な、イコールPOPな存在になっていくと思います。
それが正しいKPOPであり、ストーリーではなくストリームを生きる
おんなのこの本質なのです。

今回も記事を読んでいただきありがとうございました。

elris, jackpot

Posted by nolongerhuman