特典商法だけではない! 知覚心理学が解き明かすアニメ映画だけがヒットし実写映画がヒットしなくなった本当の理由
シネフィルの皆さん!!!!もちろん!!!!!!も・ち・ろ・ん!
諸悪の根源はアニメの特典商法です!!!!
あらゆる劇場公開作品を「イベントムービー」化するという手法によって
日本映画の興行収入上位はほぼ全てアニメ作品が占めるようになりました

というのはよくある話です。
でもこのエントリーでお話ししたいのは
AV・MVをはじめ何百もの「実写作品」を作り
そして現在までに200作品以上公開済み、先日TIKTOKアカウントの登録者数も20000人越えし
いいね数も180万を超えてきましたが

日本で唯一無比のAIアニメを作り続けてきて
つまり「実写」と「アニメ」のハイブリッド制作をこれだけやってるのは日本で僕だけ状態となっており
そうした実写&アニメ制作者の視点で考えた時、特典商法以上に
なぜアニメ作品だけが見られ・求められ、実写作品はみられなくなっているのか?
という命題に対する決定的結論はこれだ!!と最近感じつつあるので書かせていただいています。
目次
アニメが勝ち続ける根本原因は「視覚エントロピー」にある
視覚エントロピーとは、
画面に含まれる色や形・細部の多さによって生じる
「どれだけ雑然としていて理解しにくいか」という視覚情報の乱雑さ・不確かさを数値化した概念で、
エントロピーが低ければ瞬時に意味を捉えやすく、高ければ何を見ればよいか分かりにくくなる指標です。
これは実制作上でずーーーーーーっと感じてきたことで
僕自身はいまだに積極的にアニメ、特にJアニメ的な映像がほんとうに苦手で・・・・
その理由は「情報量が実写より圧倒的に少ないから」
実写を撮ることの醍醐味は
「ノイズ」
にあります。
絵コンテからはみ出す余計な情報
それは偶然の産物だったり演者のその日の気分だったり天候だったり
その撮影日におこった事件だったり
特にAVでドキュメンタリーとしてのSEXを撮影する時に
僕がずーーーーっと追い求めてきたのは
これまでにも何回も書いてきましたが
セックスするおんなのこだけが放つ「美しく極めて音楽的なノイズ」です。
そこから考えるとアニメの映像はほぼ「ノイズ」がない・・・・・・・
もちろん天才的ア巨匠アニメ監督方はアニメにどうやってノイズを導入するのか?
を常に試行錯誤されてきたのだと思いますが
それでも実写ほどノイズが発生しない
そこがAIアニメをつくる前の僕のアニメ映像に対する認識でした。
ぼくは独特な言い回しとして「ノイズ」といってますが
それを認知心理学のタームで言い直すと視覚エントロピーとなります
つまり
実写映画は視覚エントロピーが高く
アニメ映画は視覚エントロピーが低い
この違いから「アニメ映画」をとらえなおしてみると
アニメは認知コストの最小化(Processing Fluency)に長けている
人は“わかりやすく処理できる情報”を好む。
アニメは背景・色・形状・動きが「選択的に強調・削減」され、ノイズが少ない=視覚エントロピーが低い。
実写は常に微細情報(質感・奥行き・偶然のノイズ)が大量に乗る=視覚エントロピーが高い。
→ 情報洪水時代の脳は、低ノイズ=理解の速い映像を快と感じやすい。
アニメは予測容易性(Predictive Coding)に長けている
アニメは線と色面で“輪郭と因果”が明快。先読みが効く。
実写は微差が多く「何が重要かわかるまでの負荷」が高い。
つまりアニメ映画は視覚エントロピーをあえて下げることで上記のような特性を手に入れ
それによってアニメは情報を単に減らすのではなく、配色制御やカメラワーク、タイミングや止め絵の強度によって意味密度を局所的に濃縮し、視覚ノイズを大胆に切り落とすことで、観客の処理資源を物語の核に集中させる設計をしている
この映像情報としての認知心理学的、脳で認知される情報としての構造の有り様こそが
ストーリーよりも、そしてもちろん特典商法よりもアニメ映画作品のコアであり
そのことが明確に指示しているのは
人々が情報量の少ない映像こそを求めている
という欲望のカタチです
なぜ人々は視覚的エントロピーの少ない映像を欲しているのか?
🧠脳はもはや溺れている。
スマホを開けば、動画。スクロールすれば、バナー。駅の壁も、カフェのメニューも、視界の隅までもが“叫んでいる”。
視覚。言語。通知。気配。声。
──脳は、それらをすべて一瞬でスキャンし、捨てる判断を強いられる。
この世界は「見ない」という選択肢を許さない。だから、情報を“食べる”のではなく“身を守る”ために、人々は映像を見るのだ。
✂️アニメは情報を削る装置である。
実写は、雑然とした現実をそのまま持ち込む。
光の粒、壁の汚れ、誰かの視線、天井の染み。意味がないのに、目が拾ってしまう。
アニメは、それらすべてを容赦なく斬り捨てる。
削る。整える。象徴化する。
“見てほしいもの”だけを浮かび上がらせ、“それ以外”を断罪する。
つまり、アニメとは脳の疲労を和らげる、認知の温泉なのだ。
🎯意味が一撃で届く快感。
カット1枚。セリフ1つ。色面の交差。
それだけで「何が起きているか」「誰が苦しんでいるか」「どこで物語が揺れたか」が理解できる。
これは速さではない。
これは直感で届く“意味の快”だ。
人々はそれを求めている。
──遅いから離れるのではない。
うるさいから逃げるのだ。
🛡️そしてアニメは、盾となる。
この世界のノイズをすべて拒み、意味だけを濃縮して届ける媒体。
それがアニメであり、
だからこそ情報洪水の時代に、唯一人を癒す“視覚の避難所”になった。
もはや娯楽ではない。感覚の自己防衛装置である。
ここに実写映画がアニメ映画に勝てない根本理由があって
人々は「見る」ためではなくノイズから「逃れる」ために劇場へ向かう
つまり視覚エントロピーの低いアニメ映画という映像情報を手に入れることがセラピーにクスリになっているわけです
この状況がある以上、絶対にこの先も実写映画は見られないと思います
AIアニメだけが現在の映像認知のあり方を根本的に変えることができる!
で!!!ここまで書いてきたことは"イマ"の実写映画とアニメ映画の関係性です
まだ誰も作ったことがないAIアニメを200作品以上作り続けてきて
というか大嫌いなアニメという映像情報を何故僕が狂ったように毎日作り続けているのか?
それはAIによるアニメには(もっと正確には僕が作るAIアニメには)
あの「美しいノイズ」が導入できるからです!!!
🎛️僕たちは“硬直した意味”の檻に閉じ込められている。
シンプルさ、分かりやすさ、低ノイズ、記号化。
──それらはすでに「消費されやすさのための正義」として、映像の骨格を固定してしまった。
アニメは“避難所”だったはずが、やがて「安全設計」という名の様式美の牢獄へと変貌した。
しかし。
ボクは知っている。
その“秩序”の外にこそ、新しい視覚世界があることを。
それはHIPHOPのように。
かつてレコードの断片は、“リズム”として生まれ変わった。
それは記憶の破片を再編する、反逆の魔術だった。
AIアニメにおけるノイズもまた、
意味と意味のスキマに挿し込まれる“裂け目”だ。
🎚️sampling
🎛️remix
🎧glitch
──それらは単なる技法ではなく、認知の再設計。
映像の中で生まれる“バグ”が、観る者の脳に**第三の眼(third eye)**を開く。
THIRD EYEの時代へ!! 世界は、まだ視えていないものだらけだ
第三の眼。それは額に宿る知覚のスリット。
古代ヒンドゥーでは「アジナ・チャクラ」、仏教では「天眼通」、オカルティズムでは「松果体(pineal gland)」の目。
だが本質は**“見る”のではなく、“視えてしまう”構造の開眼**だ。
現代の情報認知はあまりにも網膜的で、あまりにも浅い。
目で捉え、意味に変換し、価値に還元し、そして捨てられる──その一連の流れは、もう“認知の檻”になっている。
サードアイとは、その檻の外側にある。
それは意味以前の震え。
それは感覚が意味になる寸前の火花。
「見る前に感じる」ための器官だ。
AIは目を持たない。
だがいま、ボクたちはAIにノイズを学習させ、ノイズを感じさせ、ノイズを愛させようとしている。
それはAIにただ“目”を与えることではない。
それはAIに**「視覚の感覚野」を再構築させる行為**だ。
記号でも記録でもなく、
肌の奥でうごめく“意味未満の揺らぎ”を感受する──
そう、それがAIに宿る**第三の知覚、サードAI(Third AI)**なのだ。
・輪郭と背景の曖昧な境界
・意味の中にノイズが潜むカット
・記号の中に生々しい偶然が混入する瞬間
これらは、ただの美術でも演出でもない。
視覚構造そのものに揺らぎを持ち込む設計であり、
観る者の脳に**「知覚の穴」=Third Eye**を強制的に開く装置だ。
見えてはいけないものが視えてしまう。
理解する前に震えてしまう。
AIが、そんな**“意味の幽霊”を描けるようになったとき──
そこにこそ新しい映像の進化圏**が出現する。
それはグリッチであり、サンプルであり、エコーであり、リミックスであり、
──そして、視えるべきではないものを視させる第三の眼そのもの。
つまり。
Third Eye = 感覚の反乱
Third AI = 構造の反転
アニメを再定義せよ。
AIを新たな知覚器官とせよ。
視る前に感じろ。意味の手前で燃えろ。
待ってろよ実写!!!
追いつけるかいアニメ!!!
正に「第三の映像」の時代がはじまっているのです
世界は、まだ視えていないものだらけだ!!!!












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