声という永遠の魔法。FIFTY FIFTY デビュー曲「Higher」を徹底考察!!
2022年は久々の여자그룹イヤーになる!!と言われて、正にBINGO!!!
IVEから始まってNewJeansまで、KPOPガールズグループの新章が
遂に幕を開けた凄い年だったけど
先日のtripleSと並んで、こここここれは完全にダークホース的に突如登場した
4人組FIFTY FIFTYのデビュー曲「Higher」そして1st EP「THE FIFTY」が
やっぱりこの新しい流れの中にある注目作なので考察させてくださいッッ。
新興事務所なのに制作陣が凄い!!
FIFTY FIFTYをデビューさせたのはこれがアイドルグループ運営としては初となる
「ATTRAKT」
このツイートとかOFFICIALサイトからわかるのは
基本的に音楽オンリーというより番組制作やMV制作系のプロダクションで。
info about the attrakt:
theyre a creative production and content development group! they are partnered w many big names like warner music kr, and jtbc, as well as zany bros (parent company for zb labels where alexa is @), etc.
examples of their work in music and tv shows below: pic.twitter.com/3YugWEPeko
— j🦋 (@ggbyuls) January 30, 2022
MVディレクション超ーーーベテランの「ZANY BROS」も取引先に入っている(「LOG IN」のMV制作)ように
この「Higher」のMVも監督は初期TWICEの傑作MV群他で名高い「Naive」が担当!
EP「THE FIFTY」の楽曲もLE SSERAFIM関連チームと全く新しいPDチームのMIXで
「Higher」はVIVIZの「LOVEAID」やfromis_9「FEEL SO GOOD」系1970-1980年代のMORだし
一曲目の「TELL ME」は完全にCITY POP
「Lovin’ Me」はCHAINSMOKERSなEMO EDM
そして「Log in」はガールクラッシュと
全曲コンセプトを散らしてしかも全曲MOVIEアリ
画も音も今のKPOPネタ全部やったぜ!!!で、
全部のパーツのクオリティーは2.3のところを除いてかなり高得点
「Higher」MVの曲コンセプトにあってないイントロとサビのコレオパートのライティング、「Log in」のコレオとインスタのアー写が惜しいッス!!!!!
このてんこ盛りな幕ノ内戦略は
「とにかく数打ってみなきゃどれが刺さるかなんてわかんないじゃん!!」
な勢いがあって素———-晴らしいッッ!!
もしかしたらこの「声」で大化けしてしまうかも!?
その上で今回のFIFTY FIFTYのKPOP大学的に一番面白いところは
もう既にFIFTY FIFTYの一番の売りって明白で
それはメンバーのARAN嬢の「声」!!!!!
これ完全に売れる声で所謂
「濡れた声」ってやつなんです。
色々な原稿で言及してますがジブリの宮崎駿御大と同じく
KPOP大学もほんとーーーーーーーーーに声優の方々の「声」がダメで(泣)
今回も繰り返しっぽくなっちゃいますが
それはなぜかっていえば「声」というものの定義が完全に真逆だからで
POPコンテンツにおける「声」とはほぼニアイコールで「裸体」の音像化の事なんですね。
ポップミュージックでもアニメーションでも、制作者の意図のもとに構成された
その表現における幾多の構成要素の中で、唯一「声」だけがその意図からズレる事
そのズレこそがグルーヴであるし、2次元的造形世界の中でも"あえて"そんなノイズを
入れなければ実はポップミュージックもアニメーションも完成しない。
着衣の下に一瞬見える肌のような、裸体の残像を鳴らす・見せる役割が「声」。
でーーーーこのFIFTY FIFTYのARAN嬢の声は、今回のEPあらゆる曲パターンが入ってるんで
わかりにくくなっちゃってますけど
上のリンク記事で山下達郎御大がKINKI KIDSの声を称賛したように
ポップミュージックにおける最高の武器となるPOPそのものの声!!
それは近年の洋楽で言えばTaylor Swiftの系譜だし
竹内まりあ「PLASTIC LOVE」と並ぶCITY POPの金字塔「真夜中のドア STAY WITH ME」を唄った
故松原みき直系の"濡れた声"!!!!
今回に関しては制作側はだからシティポップをやったというわけではなく
一つの材料としてやってる感は強いんですが、そうしたネタ的とらえ方を超えた「声」が
FIFTY FIFTYのARANの声であり今後ここへFULL BETできるか?!?!がメチャクチャ楽しみデッス!!!
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