OH MY GIRL新曲「Nonstop」オマゴルが遂に国民的アイドルになる理由 

2022年8月10日XR脚本とKPOPOH MY GIRL

Melon一位の瞬間!!5/18最新のOH MY GIRL SKETCHBOOKがMelon一位の瞬間Vlogで涙涙涙・・・・

遂に全音楽番組制覇!!5/15のMUSICBANKの一位を結成以来はじめて奪取(号泣)遂にNonstopで
全ての音楽番組でのWINを達成!!果たしてどこまで一位記録を伸ばせるのか!?!?!

なんと現在6TH WIN!!5/12の時点で今までで最多の6th winを達成!!(号泣)
中でもMUSICCOREの一位を結成以来初WINしたのは凄い!!!

速報!!これを書いている正に今!! OH MY GIRL遂に今回の「Nonstop」で
結成以来初のMelonチャート一位に!!(号泣)


あの「QUEENDOM」後初のカムバ、そしてメンバー曰く、結成以来初のロングバケーション
を経て遂にリリースされたOH MY GIRLの新曲「Nonstop」!!
上記させていただいたように早くも嬉しいニュースが飛び込んできてますが
とにかく結成からずーーっとオマゴルはTWICEと並ぶPOP MUSICの未来である
と言い続けてきた僕にとってはOH MY GIRLの歩み、そしてそれが結実した
この「Nonstop」は感慨深いものがありますので徹底解説させて下さいー!!

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沙奈絵ちゃん

人間失格チャンは彼女達の2016年の初来日イベントにもいかれてるんですよね
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人間失格

そうなんだニャー!あの時本当にPOP MUSICは変わると確信したし
見事にというか紆余曲折折折折×100の末にOH MY GIRLがここまできた事は
日本中のあらゆる女の子アイドル達は絶対に学んで欲しいのニャン!!

決してNonstopではなかったOH MY GIRLのあゆみ

このブログではもうお馴染みですが
音楽を作る事とポップミュージックを作る事は
ぶっちゃけ水と油と言ってしまってもいいくらい実は違う行為です。

以前のこの記事でも触れたように

 

2017年の「Coloring Book」までのOH MY GIRLは
正に「ぼくがかんがえるさいこうのあいどるぽっぷ」であり
僕のようなPOP中毒者は毎回新曲を聴く度に鳥肌が立って悶絶するくらい
凝りに凝りまくった楽曲をリリースし続けていました。
デビュー曲の「CUPID」では2000年代アタマを席巻したRich Harrison印
(ビヨンセ「Crazy in love」他)のシンコペートしまくったBREAKが鳴りまくり

2ndの「CLOSER」はケイトブッシュばりのGOTHIC POP!

3rd「LIAR LIAR」4th「WINDY DAY」はXTCなチェンバーポップ

 

「Liar-」と「Windy-」のMVはDIGIPEDI先生作ですが
DIGIPEDI史上でもKPOPガールズグループ史上でも最高傑作MVの一つです

カバー曲の「A ing」を挟んで
6thの「COLORING BOOK」は同時期に発売されたRED VELVETの「빨간 맛」
に先駆けてボ・ディドリーBEATをアップデート

OH MY GIRLのスタッフは僕か?!?!と思うくらい
見事に今まで自分が聴いてきたであろう変態ポップ、
洋楽ネタをこれでもかとてんこ盛りにしたのがここまでのOH MY GIRLでした。

岐路に立ったOH MY GIRL

でも徐々に認知は進んできていたとはいえオマゴルは

「売れなかった」・・・・

これまでにポップミュージック史を賑わせた
あらゆるネタが詰まっているのに何故それは
2010年代に鳴るべきポップミュージックにならないのか???
同じ事で苦しんだ僕は痛いほどわかるんですが
OH MY GIRLのスタッフもまたここで死ぬほど悩んだと思います。
その制作上のジレンマは絶対にメンバーにも波及したはずで
8人組だったオマゴルからジニ嬢が摂食障害で脱退
(現在は完治しています)

 

しかしこの局面でOH MY GIRLは正しい判断へ
つまり「OH MY GIRLとはPOP MUSICとは何か?」について再考します。
僕は2016年の段階でTWICEとOH MY GIRLこそが
POP MUSICの未来だと書きましたが


TWICEはもうこれは奇跡に近いんですがデビュー曲の時点で
10年代におけるPOP MUSICとは何かの答えを出してしまっていました。

でもOH MY GIRLはポップミュージックに「耽溺」してしまったがゆえに

OH MY GIRL自身をポップにする手段

に中々至る事ができませんでした。
これはどういう意味かと言うと、「Color-」までのオマゴルは
制作スタッフ側が考えるPOPにOH MY GIRLを合わせようとしていました。
でもこのブログでは何度も繰り返しになりますが
これは完全に逆なんです。その演者だけが鳴らせるPOP MUSICは
絶対にどこにも落ちていない。ポップミュージックとして輝くその音はコトバは
メンバー自身の中にしか眠っていないんです。

「SECRET GARDEN」に咲いていた花の正体

上の昔のブログにも書いてますが、僕はオマゴル初の日本イベント
渋谷のタワレコの地下で行われたあの空間で泣いていました・・・・
もちろんそれまでの楽曲の事もあるんですが
もう一つには

「なななんだこのド真面目なおんなのこ達は?!?!」

というメンバー自身が醸し出す人間性に驚きました。
今でも語り草になっていますがOH MY GIRLほど
こんな初期の段階から完璧な日本語でトークをするKPOPガールズグループは
存在しなかったし、今もいません。
その事に象徴されるようなメンバーのまっすぐっぷり・・・・・
OH MY GIRLのポップミュージックとは
それまでの緻密なストレンジネスとは真逆のストレイトネス
その真面目さをこそ鳴らすのがOH MY GIRLがPOPとなるための絶対条件だったのです。

そしてこれまでの制作側にとっては愛しい、でもOH MY GIRLの
POP MUSICとしては不要な洋楽ネタを最小限(パランス的には
狂ってる太いベースサウンドのみ!)に引っ込めて
ストレートな直球のミディアムポップとして作られた
「SECRET GARDEN」でOH MY GIRLはKPOP史上デビューから最も時間がかかった
初の音楽番組での一位、1st winを遂に獲得します。

 

この転換は中々できないんです。
この「そのグループにとってのPOP MUSICとは何か?」
を捉え損ねて多くのアイドルグループが消えて行ってしまいますが
オマゴルは本当にギリギリで踏みとどまった。
そしてそういう「素直な」「真面目な」OH MY GIRLこそを
多くの聴き手が求めていたことは、あの「QUEENDOM」での
観客からの「愛され度」の凄まじさで多くの人々は再認識したと思います。

「Nonstop」が驚きのPOP ANTHEMになった理由

そんな困難な、でもポップミュージックの担い手として
これほど正しい歩みをしたグループはいないOH MY GIRLの新曲「Nonstop」で
メチャクチャ驚いたのは、これまで「SECRET GARDEN」や「5th SEASON」といった
ミディアムナンバーによって確立した彼女達自身のストレイトネスが
遂にこうしたEDM POPでも違和感なく鳴らしてしまえるようになっている事!
この「Nonstop」は楽曲構造的には以前のTWICEがやってもおかしくない
MIXTURE POPですが、それが思いっきりOH MY GIRLの音になっている。
というかちょっと無理目に深読みしてしまうと
あえてTWICE的な曲をやっているかもしれない!?!?
それはつまりオマゴルは今後「どんな曲でも自分達のPOP MUSICにできる!」
という宣言をこの「Nonstop」でしているのです。

その自信はMVの作りにも表れていて、制作はこれまでと同じ
SUNNYVISUALでグリーンバック多用のコンポジ系MVは同じなんですが
今までOH MY GIRLではほとんどなかったハイキーライティングが
全編で解禁になっているのでメンバーの肌感が"艶めいて"映っているのも
これをやってもOH MY GIRLであるという映像的宣言にもなっていると思います。

まとめ


JPOPに顕著ですがよく歌詞上のコトバで「自分探し」に言及している表現があったりします
でもそんなのはPOP MUSICの演者としては最悪の方法で
ポップミュージックである事、POPである事とは
自分自身がその答えになる覚悟を持つことなのです。

ツイッターでは何度かお伝えしていますがこのコロナ禍で
世界は「Generation Q(Quarantine)」という新しい時代に突入したと思います。
それはメッチャ手前味噌でいってしまうと
去年「無敵の人3.0」で書いた世界そのままなので僕は驚いていますが
すでに世界中で「Generation Q」を射程に入れたPOP MUSICが作られています。
それはつまり(JPOPを除いて)ポップミュージックは早くも
アフターコロナなGENERATION Q時代の答え=ANTHEMを生み出しているという事です。
「Nonstop」のMVの中、ロックダウンされたような誰もいない世界で
OH MY GIRLが踊り続けているのを見るとき
僕等は彼女達もまたGENERATION Q時代の答えを音にしているという事に気づくのです。

今回も記事をお読みいただき誠にありがとうございました!

ジホ様、女優業へ

2022年8月10日あまりにも突然の電撃脱退だったジホ様が新しい事務所に移籍、今後は女優として活動していく旨の発表がありました。上にも書いている伝説と化したオマゴルの日本初イベント、そこで今でも鮮明に覚えているのはジホ様の天才的、KPOP史上最も優れた日本語力でした。日本のドラマ関係者様!!ぜひ彼女のキャスティングご検討ください

2022年8月10日OH MY GIRL

Posted by nolongerhuman