神話と少女と。何故アメリカはトランプ政権とエプスタインファイルの関係にこれだけ熱狂しているのか?
日本ではちょうど参議院選と丸被りだった事や
そもそも「ロリ・ペドファースト」な国なので
ほとんど報道自体されていなかったり、日本のYoutubeの動画も「編集力」の低いトホホ・・・なものしかないので
全く話題になっていませんが、はっきり言ってトランプ関税やイラクの空爆、ロシア・ウクライナ紛争以上に
アメリカ全土、アメリカにおける報道の全てをジャックしてしまったといってもいいイシューが
通称「エプスタインファイル」、ジェフリーエプスタインが作っていたといわれる
彼から少女達を買った小児性愛者達の顧客リスト問題です。
とまぁ、一体どれだけ報道するの?????っていうくらい毎日・連日このエプスタインファイル問題が爆発していて
にもかかわらず、ずーーっとポップカルチャーの視点からアメリカンカルチャーを考察してきた側からは
実はこのエプスタインファイルのイシューの本質は、
・MAGAの崩壊とか
・2017年のピザゲートからQアノン系へ繋がる陰謀論とか
・よーーーーーーーーーーーーやくリベラル側が見つけたトランプ政権に対する「唯一の武器」だから
といった政治的イシューではなくて、これまでにも書いてきたような
アメリカンカルチャーにおける
「ロリータ的なるものへの忌避と恍惚」
という無意識の構造にがっつりと食い込んだ精神性のアンビバレンスの問題であり
ど真ん中の性的イシューなんだと考えます。
あまりにもこのエプスタインファイルに対するアメリカの熱狂について日本語によるまともな解説が皆無なので
このエントリーで唯一、正しく読み解いていきたいと思います。
目次
ジョンベネ事件とエプスタインファイルを繋ぐアメリカの神話性
実はなぜアメリカがこのエプスタインファイルにこれだけ狂ったように熱狂するのかの本質については
この記事でほぼ書いてしまっている事ではあるんですが
この二つを繋いでいるのはアメリカという国家における「神話の不在」であり
であるがゆえにアメリカは「少女というジレンマ」を抱え続けてきたと言えます。
少女という幻想と、少女という現実
これはただの「トランプとエプスタインの関係」ではなく
それはあくまでスキャンダルという名のショーウィンドウ。
その奥で蠢くのは、「無神話国家アメリカ」が生んだ倒錯と輝きの二重構造であり
少女を聖化しつつ、同時に性化(セクシャライズ)するという矛盾の構図
その無意識的な欲望の構図を克明に観察し、異邦人として暴いたのが
ナバコフの小説「ロリータ」でした
それを、アメリカはずっと、夢と悪夢を混ぜ合わせたようなポップカルチャーのなかで蕩かしてきました
デヴィッド・リンチの傑作『FIRE WALK WITH ME』は何故猛烈にバッシングされたのか?
一応公式的には誰もが熱狂した「ツインピークス」シリーズの結末が見れる!!と思ったら
全くそれとはかけ離れた作品だったから大ブーイングされ駄作認定されたということになってますが
その解釈は見事に間違っていて、このFIREWALK WITH MEはDAVID LYNCH版「ロリータ」であり
アメリカ人の中に潜む小児性愛的欲望にフォーカスした作品でした。
アメリカの精神構造そのものを内破させる一撃
ローラ・パーマーという少女の死を**「ミステリー」ではなく、「国家的無意識」への降下装置」として描いたからこそ
あそこまで激しいバックラッシュが巻き起こったのであり
多くの人々の無意識を揺さぶってしまったのです
それはアメリカのポップカルチャーが少女を殺し、少女を崇拝し、少女をセクシャライズするという
《統合不可能な三位一体》を突きつけられた瞬間でした
「少女」というアメリカの文化そのものを鏡像として映してしまう“呪物”
ジョンベネ・ラムジー事件がいまだに語られつづけ、
エプスタインの島が終わりなき物語として繰り返され、
「リスト」が出るたびにSNSが爆発し、保守もリベラルも一斉に硬直する……
それは、「少女」という存在が、
**アメリカの文化そのものを鏡像として映してしまう“呪物”**であるからです
ナバコフはすでに1955年にこの地獄/天国を予言した。
リンチはその地獄/天国をフィルムに焼き付けた。
エプスタインはそれを現実に落とし込んだ黙示録の使者でした
政治でもなく、司法でもなく、これはアメリカの“文化的魂魄”の審判であり
#FireWalkWithMe #ロリータの系譜 #少女という鏡 #アメリカの無意識
いま全米が夢中になっているのはスキャンダルではなく
それは自らの「原罪のポップカルチャー史」を凝視してしまった
アメリカ自身のカタルシス——そして恐怖——なのだと思います
7/24追記。先ほどWall Street Journalのスクープとして既に5月の段階でパムボンディ司法長官はエプスタインファイルにトランプ大統領の名前が書かれているという報告をトランプ氏本人にしていたと報じました(ただそれがどういった文脈で書かれていたかはまだ不明とのことです)












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