究極のセラピー音楽。マズローの欲求五段階説を下敷きにしたBTS RMのソロ作「Indigo」を究極考察。
途轍もない重荷を背負ってしまったRM
BTSが活動休止を決定したその日のMOVIEを見て
僕自身のARMY魂敢えて拭い去って、これは彼らがこのWeb2.0世界において図らずも
体現し、今や日本でも「推し活」(オェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
なんていう自らの本当の欲望から目をそらして
その自意識のみを他人に肩代わりさせるっていう
「ゴミ活」
に対するファイナルアンサーだ!と考察しましたが
それを勇気をもって言語化しきったのはRMアニキであり
このソロ作で
「何故BTSはARMYとの関係性をリセットしようとしたのか?」
という今のPOPコンテンツの在り様を自ら断罪し、
なおかつその先の未来を鳴らさなくてはならないという
途轍もないタスクを背負ってしまったのがRMの今作「Indigo」で。
ただ!! 多分世界中でKPOP大学しかそれを感じていなかったと思いますが
アルバムタイトルが「Indigo」、この動画でもメンションしているように
「生命を伴った青さ」
そしてアートワークを見たときに僕は確信しました。
あーーーーこれは映画史に「傷」のように刻印されている
この映画の「BLUE」と通底していることを
「들꽃놀이」のメッセージを徹底考察
実は今回のRM「Indigo」からの1st cutである「들꽃놀이」のMVは意図的にトリッキーな作りになっていて
(これは深読みすぎだろという意見もあると思いますが明らかにRMは意図的にやっている)
冒頭のまるで銃撃戦のような(つまりウクライナとロシアの戦争)のような音が鳴り響き
そしてそれが「FIREWORK」=花火の音であることがわかる
で!!!この時点で、あーーそうか!この曲は花火的な「一瞬の刹那」についての唄なのか・・と思ったら
えーーーーーーーーーーーーーーーーーそうか!!!曲が進みLYRICを聴いていく内に
これ全然違うぞ!!!
この「들꽃놀이」のテーマはその真逆
「花火」のような一瞬の美しさ(これは歌詞の中でBTSのアイドル人気の比喩だと言明されますが)
ではなく
僕は「들꽃놀이」=野花のように人知れず力強く咲く花になりたい
おーーーーーーーー!!RMアニキ、責任を完全に背負って言い切ったですよ(号泣)
今回のRM「들꽃놀이」の歌詞は基本的に心理学者マズローの
欲求五段階説がベースになっています。
もちろん音楽を始めた当初、RMの欲求は「多くの人達に僕の音楽を聴いてもらいたい」
という「承認欲求」によるものでした。
いうまでもなく承認欲求は欲求五段階説では人が成長していく上での四つ目の欲求で
BTSがこの2020年を代表するPOP ICONになったのは
SNSを使うことで誰もがそんな自らの承認欲求(=推し活)を代理的に肯定できるという
時代性・運命に自らの存在を投げうったからです。
ここまで書いてきた内容がARMYを筆頭とする「推し活」勢に辛辣になってるかもしれませんが
そうした"アナタ"の欲望
「殉じた」
それも世界中、POP MUSICの歴史上最も寄り添ったのがBTSであり
でも彼らは、特にRMはその今やだれもが「いいね」やCDを爆買いすれば満たされる
四番目の欲望を明確に否定しました
今回の「들꽃놀이」のリリックでRMが表明しているのは明確に次の、五つ目の欲求
「自己実現欲求」
であり。
その自らの欲望のイメージを「들꽃놀이」である。
(しかもMVの中で再びArmyによる「花火」的な
刹那の承認欲求を明確に否定して!)
と堂々と宣言しているのは途轍もない勇気だと思います
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